2006年5月

ゲームとしての犯罪 -5

では、一般の人に較べて破格の条件でライブドア株を手に入れることができた人、あるいは手に入れる権利を持っている人とはどのような人達でしょうか。しかも、オーナーである堀江貴文氏と共通の利害を持っている人達とはどのような存在なのでしょうか。 ライブドアからストック・オプション(一定の条件で株式を購入する権利)を付与された人達、このような人達がこれに該当します。他にも小細工があるでしょうが、人数の多さから […]

ゲームとしての犯罪 -4

このところ、一部のマスコミとかブログで、堀江貴文氏とライブドアの正当性を主張し擁護するような論調が、かなり目立つようになりました。国策捜査の犠牲になったとか、あるいは粉飾という万引程度の微罪で摘発し、堀江氏を逮捕したり、会社を上場廃止に追い込むなど、東京地検はおかしいのではないかというのです。更にはエスカレートして、ライブドアを上場廃止に至らしめた東京地検こそ、多くの被害者を発生させた張本人である […]

ゲームとしての犯罪 -3

前回指摘した、損害を被った人達の株式の総数、734,592千株について、更に詳しく調べてみることにいたします。 上場前も含めて、ライブドアがこの6年の間に発行した株式は、次の通りです(表1)。 ***<表1>ライブドアが発行した株式の全て^^t^^cc”^発行株式数^cc”^備考^^^1.上場前^rr”^12,000株^^^^2.上場時公募^rr”^ […]

冤罪を創る人々vol.112

2006年05月09日 第112号 発行部数:610部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-http://consul.mz-style.com/catid/11 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山 […]

ゲームとしての犯罪 -号外2

 昨年、堀江貴文という人物を知るために、何冊かの著書を読んだり、各メディアに喋っているインタビュー記事などに目を通しました。  彼の書いた文章は、中学生のレベルを超えるものではありませんし、内容に至っては支離滅裂、論理矛盾などおかまいなしといったシロモノでした。オドロキましたね。  何よりも気になったのが、人間として備わっているべき最低限のものが、ポッカリと欠落していることでした。親、別れた妻、子 […]

ゲームとしての犯罪 -2

ライブドア事件が少年犯罪と酷似している第3の点は、当事者に犯罪意識がないことです。堀江貴文氏が逮捕されてから3ヶ月、一貫して容疑事実を否認し通し、保釈後も無罪をかちとることに余念がないと伝えられるのも、自分が一体何をやったのか判っていないからかもしれません。罪の意識など初めから存在しないのでしょう。所詮、ゲームなのですから。 昨年、堀江貴文という人物を知るために、何冊かの著書を読んだり、各メディア […]

冤罪を創る人々vol.111

2006年05月02日 第111号 発行部数:606部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-http://consul.mz-style.com/catid/11 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山 […]

ゲームとしての犯罪 -号外

コメント[784]への回答ですが、少し長くなりましたので「ゲームとしての犯罪-号外」としました。 いつも熱心に読んでいただき、感謝しています。 ご指摘の孫正義さんについては、今のところこの人を論評するだけのデータを集めて分析していませんので、何とも言えません。ただ、あなたのおっしゃるように、初めのころの孫氏が、『相当怪しげな堀江もどきの足跡を残して』いるのが事実であるとすれば、その後、いくら事業が […]

151 おぞいもん -3

****その3) 奇策とは何か。それはまさに、事実は小説よりも奇なりを、地でいくものであった。 税を滞納している藤原清廉は、大蔵省の役人で、従五位下の位を授けられている(叙爵)ことから大蔵の大夫(たいふ)と呼ばれていた。ところがこの人物、極端な猫こわがりであることが世間ではよく知られており、“猫恐の大夫(ねこおじのたいふ)”なる別名を奉られていた。 物語作者は、取り澄まし顔で次のように述べている、 […]