2006年11月

Uチャート分析 -4

 彫刻家のオーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)は、「いらないものをすべて削る」という言葉を残しています。また、20世紀のモダニズム建築を代表するドイツの建築家ルートヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)は、「無駄な部分を削ぎ落としたデザインが、より豊かなデザインである(”Less is more”)」とする信条のもとに、自らの作品を […]

Uチャート分析 -号外

 「Uチャート分析 -3」において、Uチャート分析の基本は18のデータに簡略化する旨、言及しました。  そこで具体例として、日本を代表する企業であるトヨタ自動車の5期分の決算書をUチャート(円グラフ)によって表示してみることにします。  より詳しくは「EDIUNETベータ版 – Uチャート分析 : トヨタ自動車」をご覧下さい。※Uチャートは各決算書(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフ […]

Uチャート分析 -3

Uチャート分析の基本は単純化です。 このところ、企業会計のルールに毎年のように変更が加えられ、なんとも複雑で分りにくいものになってきました。上場会社の経理担当部門も変更に対応するのは大変なことでしょうし、監査する側の会計監査人もそれ以上に大変な思いをしているようです。 現在公表が義務付けられている決算書(これを財務諸表といい、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書が主なものです)をはじめと […]

Uチャート分析 -2

有価証券報告書は、たしかに企業情報の宝庫です。しかも、その情報の全てが偽りでないことが、証券取引法という法律によって担保されています。報告書に偽りの記載(虚偽記載)をいたしますと、その会社だけでなく関係した個人に対しても刑事罰を含むペナルティが課せられるのです。 現在3800社余りある上場会社の中には、敢えて偽りの情報を記載して公表する不心得な会社もありますが、ほとんどの会社は真面目に取り組んでい […]

Uチャート分析 -1

企業は人なり、と言います。経営者なり社員の人柄を見るとその会社の一端が分かる、あるいは、企業にとって一番大切なのは、お金でも設備でもなく、人材だ、ということです。経営者と社員とが一緒になって、多くのステークホルダー(利害関係者)、例えば得意先、仕入先、金融機関、行政、株主などの利害を調整しながら、その目的とするところを目指して作り上げていくのが企業だからです。 そのようにして形づくられる企業の実態 […]