2009年1月

100年に1度のチャンス -15

 日本の実体経済までが危機に陥る、あるいは、日本も世界的な大恐慌に巻き込まれる、といった実(まこと)しやかな議論がなされています。年が改まったら落ち着くどころか、かえって盛んになってきたようです。『あのトヨタ自動車までも前期までは2兆円を超える利益(平成20年3月期、税引前当期利益2兆4千億円)を稼いでいたのに、一転して500億円もの赤字見通しになったではないか。自動車関連業界は裾野が広く、日本の […]

100年に1度のチャンス -14

 このほどアメリカで、ヘッジファンドによる巨額詐欺事件が発覚しました。ポンジ・スキームというねずみ講まがいの手口で、投資家に総額約500億ドル(約4兆5千億円)に達する損害を与えたとされています(日本経済新聞、平成20年12月16日付)。これは、サブプライムローンなどをダシにしたこのたびの金融詐欺と同工異曲のものですし、私が3年前にインチキ・スキームの実態を明らかにしたライブドアによる詐欺と基本的 […]

100年に1度のチャンス -13

 平成20年12月末の個人の金融資産は、実効レートベースでは次のようになります。  まず、9月末における1,467兆円の金融資産の内訳を見てみますと、 ^^t ^cx^内訳 ^cx^金額 ^^ ^1.現金・預金 ^rr^779兆円 ^^ ^2.債券 ^rr^43兆円 ^^ ^3.投資信託 ^rr^59兆円 ^^ ^4.株式・出資金 ^rr^118兆円 ^^ ^5.保険・年金準備金 ^rr^402兆 […]

100年に1度のチャンス -12

 日本銀行は12月16日、平成20年9月末の資金循環統計を発表しました。マスコミ各紙は、この中の家計が保有する金融資産残高だけを取り上げて、「家計の金融資産残高、1500兆円割れ 9月末、過去最大の減少率」(日本経済新聞、平成20年12月17日付)とか、「家計の金融資産5.2%減 過去最悪」(朝日新聞、平成20年12月17日付)とか称して、ことさらセンセーショナルに取り上げています。 朝日新聞にい […]