2005年1月

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悪徳会計屋の経済事件ノートvol.9

2005年01月27日 第9号 発行部数:380部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇――――――――――――――――――――――――――― […]

A10 ハニックス工業 事件の真相 10

*(2) 表金(おもてがね)による取得のケース 自己株式について企業会計の側面から分析することとする。 自己株式は、企業会計的には、会社の資金で取得された自らの会社の株式であるということができる。会社の資金という場合、通常は正規の金銭出納帳を経由した資金をいうのであるが、例外的に帳簿を経由しない場合もありうる。便宜上、前者を表金(おもてがね)、後者を裏金(うらがね)と呼ぶこととする。裏金は、正規の […]

冤罪を創る人々vol.46

2005年01月25日 第46号 発行部数:321部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

ペアシティ・ルネッサンス・高輪

中江滋樹氏は東京の住所を品川駅の近くのマンションに置いていました。高級マンションのはしりともいうべきもので、“ペアシティ・ルネッサンス・高輪”の7階にありました。当時、人気歌手の山口百恵さんも住んでおり、芸能マスコミにはよく知られていたところです。 警備が厳重で、門のところで警備員から誰何(すいか)を受け、居住者への連絡がなされ、居住者の了解があってはじめて門を通過できるシステムになっていました。 […]

076 自決の慫慂

*(イ)「自決の慫慂」 1. 中島は、私を逮捕した直後から、 「山根の人生はもう駄目だ。早く身辺の整理をすることだ。悪あがきするだけ無駄というものだ。」 といった趣旨の発言を取調べのたびに繰り返し、私の気力を阻喪させることに意を注いだ。とどめを刺すつもりであったろうか、中島は私に自殺を暗に慫慂(しょうよう)する内容の話を仕向けてきたのである。 2. 取調べも半ばにさしかかったある日、中島はさりげな […]

075 問答

****4) 問答 一、 供述調書として残された尋問と応答は、中島と私との間のいわば建前の問答であった。お互い激しくぶつかり合いながらも、質問する中島も答える私もどこかとりすましたやりとりに終始している。 その最大の理由は、検面調書の作り方そのものにあることは、すでに述べたとおりである。つまり、中島が私の答えを自分なりに理解してとりまとめ、私の答えと称して自ら口述して、書記官に録取させているからだ […]

悪徳会計屋の経済事件ノートvol.8

2005年01月20日 第8号 発行部数:379部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇――――――――――――――――――――――――――― […]

A09 ハニックス工業 事件の真相 9

****2. 自己株式 *****(1) 自己株式とは まず第一に目につくのは、自社株のことである。 自社株 ― 商法上自己株式といい、現在は商法改正によって合法的に取得できるようになっているが、当時は原則としてその取得が禁じられていた(商法210条)。会社が「何人の名義を以ってするを問わず、会社の計算に於て不正に其の株式を取得し…たるとき」は、会社の役員等は、会社財産を危うくする罪として「五年以 […]

冤罪を創る人々vol.45

2005年01月18日 第45号 発行部数:318部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

倉田まり子事件の真相 -その3

中江滋樹氏については、服役後、いくつかのマスコミが思い出したように、「あの人は今」のような形で取り上げています。一方的な興味本位のアングルからの報道ではありましたが、中江氏自身が倉田まり子さんについて語ることはなかったようです。マスコミに対する不信感が大きかったのでしょう。 今は亡き(と私は思っていますが)中江氏のためにも、あるいは現在芸能界を引退して家庭の一主婦におさまっている(と私は思っていま […]

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