2019年5月

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前代未聞の猿芝居―㉒

-承前② 次に、「身柄拘束(勾留)の理由(要件)」について。 本件勾留状は、被疑者の身柄拘束(勾留)の理由(要件)については、前述の通り(「前代未聞の猿芝居-⑳」)、刑事訴訟法第60条第1項に限定列挙されている一号の住所不定の要件をはずし、二号の罪証隠蔽のおそれと三号の逃亡のおそれに絞って認定している。 ところが、松江地方検察庁の検事は、 「調査に協力的でなかったこと」 を身柄拘束(勾留)の理由と […]

前代未聞の猿芝居―㉑

-承前① まず、「逮捕の理由(要件)」について。 被疑者の逮捕の要件については、刑事訴訟法第199条で規定されている。 同条第1項では、 「検察官、検察事務官又は司法警察職員は、被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があるときは、裁判官のあらかじめ発する逮捕状により、これを逮捕することができる」 と規定し、 同条第2項では、 「裁判官は、被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由がある […]

前代未聞の猿芝居―⑳

 A社の社長夫人、専務及び専務夫人の3人が逮捕されたのは、平成30年11月8日のことであった。 3人が逮捕された翌日、平成30年11月9日に勾留状が発行され、3人は松江刑務所に勾留されることになった。 3人が再逮捕されたのが平成30年11月28日。その翌日(平成30年11月29日)に再び勾留状が発行され、勾留が継続されることになった。 2回にわたる社長夫人の勾留状の発行は、次の2人の裁判官によって […]

前代未聞の猿芝居―⑲

-承前②。 前回の末尾に、刺客・伊藤秀之税理士と山持昌之主査との秘密交渉の結果を次のように示した。以下、ここに再掲する。 秘密交渉の結果、変更されたこと 査察部門がA社に吹っかけていた7年間の課税期間は、2年だけ縮めて5年間に変更する。 脱漏所得金額は、7年間6億7千万円であったのを4億6千万円カットして5年間3億1千万円に変更する。 脱漏税額は、5億円強であったのを3億8千万円カットして1億2千 […]

前代未聞の猿芝居―⑱

承前① 平成31年3月8日、掛内典生統括官は筆者の事務所において、4日前に筆者が投げかけた調査手続についての質問に回答する(「前代未聞の猿芝居-⑰」)と同時に、調査結果の説明と称して、A社の新社長とA社の税務代理人である筆者に対して行った説明内容は次の通りである。 課税対象期間については、平成23年1月期と平成24年1月期との2期は申告是認とし、申告否認期間は、平成25年1月期~平成29年1月期の […]

前代未聞の猿芝居―⑰

 4日後の平成31年3月8日、掛内典生統括官は、筆者の調査手続に関する質問に対して次のように回答した。松江税務署に帰って確認した結果である。 この時の同席者は、A社の新社長、経理課長及び刺客・伊藤秀之税理士の三人であり、弁護士(本件の弁護人)は同席していない。筆者が同席を呼びかけたものの弁護士が出てこなかったのは、あるいはこの日の掛内典生統括官の回答内容を事前に知っていたからかもしれない。 この回 […]

前代未聞の猿芝居―⑯

-承前①。 刺客(工作員)として重藤哲郎・広島国税局長から送り込まれた、 掛内典生・松江税務署統括官 が、筆者にコンタクトを取り、明らかにした内容は、まさに先に送り込まれていた刺客・伊藤秀之税理士と山持昌之主査との秘密交渉の結果ともいうべきものであった。 平成31年3月4日、筆者の事務所で、 A社の社長(平成30年12月18日のA社起訴の後の、平成30年12月27日に、オーナー社長辞任と同時に社長 […]

前代未聞の猿芝居―⑮

 平成31年3月4日、刺客・伊藤秀之税理士と山持昌之主査との秘密交渉の結果が明らかになった。 課税庁である松江税務署の掛内典生統括国税調査官(以下、統括官という)が、筆者にコンタクトを求めてきたのは、平成31年3月2日のことであった。 掛内典生統括官は 「A社の調査について、調査結果の説明をしたい」 と、筆者に申し向けてきた。 広島国税局の査察部門は、A社の課税調査に関して、法(国税通則法第七十四 […]

前代未聞の猿芝居-⑭

 平成30年11月28日、刺客(工作員)・伊藤秀之税理士より筆者に次のようなメールがあった。 「今から広島で仕事なので不在になりますが、青色申告取り消しに伴い、A社の30年1月期の修正申告が必要となります。その事業年度は先生(注、筆者のこと)の署名となっておりますので、28年1月期の欠損分は少なくとも控除できないですから修正申告の提出の検討をお願いします。その際に28年1月期の繰越欠損以外について […]

前代未聞の猿芝居-⑬

 -承前。 ガサ入れ当日に、ブツ(タマリ)がなかった理由の一端が、その後の反面調査によって明らかになった。 7年間で、社長夫人と専務夫人の二人が、二つの百貨店から6億7千万円もの買物をしていた事実を百貨店の担当者に突きつけたところ、百貨店の担当者からまさに耳を疑うような二つの事実を、査察官の山持昌之主査は聴くことになった。 一つは、百貨店の決算期末に押し込み販売がなされていたことである。二つの百貨 […]