2005年2月

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悪徳会計屋の経済事件ノートvol.13

2005年02月24日 第13号 発行部数:377部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇―――――――――――――――――――――――――― […]

A14 ハニックス工業 事件の真相 14

***(9)遺族との接触 平成13年6月25日、検察側の上告断念によって、私にかかるマルサの捏造事件は一応の結末を終えた。 私はかねてから心に懸かっていたハニックス工業に関する疑念を払拭するために、同社が公開していた有価証券報告書の全てを取り寄せ、徹底した分析を行ってみた。 更に、同社に関する各種資料を改めて可能な限り集めて、財務諸表分析に加えた。 その結果、私は、上述のような結論に達したので、一 […]

冤罪を創る人々vol.50

2005年02月22日 第50号 発行部数:328部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

ドロボウという名のゼロ金利政策 -(2)

家計部門から企業とか政府部門へ年間15兆円(私の推計では30兆円)ものお金が移転することを岩国さんは、ドロボウと言ったのです。 つまり、ドロボウは企業と政府であり、被害者は家計、即ち国民という訳ですね。ゼロ金利が続いているこの10年間を振り返ってみますと、橋本龍太郎さん(1億円受け取ったのを忘れてしまったことで有名になりました)が消費税を3%から5%へアップし、小泉純一郎さんは、ちまちました増税に […]

082 鬼検事・越山会会長・ウンコ男

****5) 問わず語り 一、 中島行博は、話好きの男であった。とりわけ検事として自ら体験したことを語り出すと、生々と精気が漲り、誇らしそうであった。 私は、会計士という職業柄、多くの人から、さまざまな問題について相談を受け、それぞれしかるべき回答を求められる。私の仕事の第一歩は、まず相談者の話をじっくり聞くことから始まる。必要な情報を得られるように誘導しながら、徹底的に話を聞くのである。従って私 […]

悪徳会計屋の経済事件ノートvol.12

2005年02月17日 第12号 発行部数:377部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇―――――――――――――――――――――――――― […]

A13 ハニックス工業 事件の真相 13

***(8)倒産の真相 私が確信するに至ったハニックス工業倒産の真相は、 ― 関連会社の倒産を背景にして、一部情報機関が会社の信用不安説を流し、銀行筋が信用供与に慎重になった。このような状況の中で、東京国税局が、虚構のシナリオによる脱税の告発を行ない、マスコミに公表した。この告発は単なる脱税の告発ではなく、証券市場におけるディスクロージャーの根幹を傷つける自己株式の不正取得とその売却を内容とするも […]

冤罪を創る人々vol.49

2005年02月15日 第49号 発行部数:327部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

ドロボウという名のゼロ金利政策 -(1)

ゼロ金利政策。この10年余り、預金の金利がゼロに等しい状態が続いています。 羊のように従順な日本国民は、心の中では不満に思ってはいても、政府に対して大声をあげて抗議などしませんでした。 私は常日頃、このゼロ金利政策こそ日本経済の立ち直りを阻害しているものであると考えています。つまり、預金者の側からしますと、金利収入が期待できないのですから、生活の将来設計に大きな支障をきたし、ひいては、現在の消費行 […]

081 謝辞

*(キ) 「謝辞」 1. 中島は、40日の取調べの中で、私に三回、自らの机に両手をついて私に頭を下げた。頭を下げ、謝辞を表明したのである。 2. 一回目は、平成8年2月1日のことであった。同年1月31日の午後の取調べの折、中島は例によってピント外れの難クセをつけ、私をいじめ始めた。 中島:「山根は、取引の両方から利益を得ているんじゃないか。」山根:「そうですよ。何か問題でもあるんですか。」中島:「 […]

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