2018年3月

飛んで火にいる夏の虫-②

 このところ連日のようにテレビに映る顔がある。キャリア官僚特有の言いまわしに終止している、眼鏡をかけた中年の人物・太田充財務省理財局長だ。  この太田充理財局長が、松江市の出身で、しかも松江南高校をでていることを知ったのは、平成30年3月19日のことだ。テレビで政治評論家が理財局長の経歴に触れていたのである。  翌3月20日、山陰合同銀行の久保田一朗・前頭取、現会長の言葉が伝わってきて、この情報は […]

飛んで火にいる夏の虫-①

 このところ、財務省の不正問題について連日のように情報が飛び込んでくる。国税庁の不正(注)に関しても森友問題と密接に関連しているので、私は、一体の情報として捉えている。  情報といっても普通のものではない。不正を行った側が自分達を正当化しようとする情報、あるいは、自分達が創り上げたシナリオに沿って世論を誘導しようとする情報である。世論操作のためのインチキ情報だ。  森友問題に関してマスメディアで現 […]

広島国税局に盤踞(ばんきょ)する倨傲(きょごう)のトカゲ-②

 森友問題を追求する国会、報道するマスコミ各社。シッチャカ、メッチャカである。争点が二重三重にズレているからだ。安倍政権は、佐川宣寿・国税庁長官だけに責任を負わせてケリをつけようとしたがアッケなく頓挫(とんざ)。トカゲの尻っぽ切りに失敗したのである。  現在は財務省をヤリ玉にあげて財務省の責任にしようとしている。麻生財務大臣の辞任で決着をつけるつもりのようだ。しかし、これも無駄な抵抗だ。すでに述べ […]

広島国税局に盤踞(ばんきょ)する倨傲(きょごう)のトカゲ-号外-違法査察調査の現場から

 平成30年3月15日、朝7時からブログ原稿を書きはじめて、パソコン入力が一段落したころのことであった。  被調査会社・A社の社長夫人から電話があった。 「山持昌之・主査が、梅谷公平・実査官とおぼしき部下を引きつれて、自分達が買い物をしていたデパートの売り場に予告もなしに突然現れた。デパートの担当者に対して、A社との取引について話をききたいと申し出ている。どうすればいいか。」  査察官証票の呈示が […]

広島国税局に盤踞(ばんきょ)する倨傲(きょごう)のトカゲ-①

 広島国税局は、私が松江市で会計事務所を開設して以来の、因縁浅からぬ国税局である。  昭和51年の開業以来41年、局長は二年に一度くらいで入れかわるから、20人ほどの局長が通り過ぎたことになる。広島国税局長のポストはキャリア官僚の指定席であるらしく、次々と新顔がやってくる。全て、役人の世渡り術には長けているようであるが、もちろん肝腎の税金のことは何も知らない。実務はもちろん、理論など全く知らない。 […]

認知会計のつぶやき

***1.トカゲの尻っぽ切り  佐川宣寿・国税庁長官が辞任した。トカゲの尻っぽ切りである。この他のトカゲは以下の4人。 +麻生太郎・財務大臣 +星野次郎・主税局長 +武内良樹・国際局長 +飯塚厚・国税庁次長、現・関税局長  上記4人は、佐川宣寿・国税庁長官(当時、理財局長)とともに、さきの通常国会に出席して国犯法を廃止し、通則法に強引に組み入れた連中である。麻生太郎・マンガ大臣というオオトカゲを筆 […]

エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)-⑵

 “国家公務員による犯罪行為”としての税務調査、-その犯罪に荷担(かたん)した人物は、前回公表したものに加えて次の通りである。 +大阪国税局  橋下元秀局長 +大阪国税局 課税第一部 資料調査第一課 ++福居秀雄  課長 ++間島博行  総括主査 ++伊藤一美  主査 ++西川 勇  主査 ++出水敬士  実査官 ++金井実咲  実査官 ++横山 某  実査官※2.の間島博行総括主査は、平成30年 […]

エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)-⑴

 私は「暴かれたカラクリ-⑵」において、同和団体を標榜(ひょうぼう。行動の目標や理由づけと・する(して、ある主義・主張を公然と示す)こと。-新明解国語辞典)する「中企連」の存在を明らかにした。  その中で、私が関わっている「現在進行形の事件」であるとして、次のように記している。 「大阪国税局資料調査課(俗にリョウチョウ、ミニ・マルサと称されるインチキ組織)が「中企連」の依頼者を裏切って食いものにし […]

「佐川君こそ官僚の鑑?」-補足2

 「共謀罪」法案審議のドサクサに紛れて、前代未聞の荒技が強行採決されたことについて。  前代未聞の荒技とは何か。脱税罪の全く新しい犯罪類型が、税法の中ではなく、ナント、共謀罪法案の中にコッソリと組み込まれていたことだ。  現在最もポピュラーな脱税犯罪は、過少申告ほ脱犯と呼ばれているものだ。所得税法では第238条第一項、第三項、あるいは第239条第一項の罪、法人税法では、第159条第一項、第三項の罪 […]

「佐川君こそ官僚の鑑?」-補足1

 参議院財政金融委員会(平成29年3月22日)において、共産党の大門実紀史議員は次のような質問をしている。 「財務省にちょっと苦言を呈しておきたいんですけれども、国犯法と通則法は、それぞれ歴史も違いますし、経過も違いますし、立法趣旨、立法事実、そのときの背景ですね、違うんですよね。それを片方を廃止して一本化するというのは大変大きな改正なわけでありますけれども、なぜ一本化するのか、なぜ国犯法を廃止し […]