2006年

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Uチャート分析 -8

2.キャッシュフロー計算書(以下、C/Fといいます)  C/Fは、お金の流れを説明したもので、Uチャート分析においては、B/Sに次いで重要なものです。B/Sの主人公である『キャッシュ=現金預金』の実際の動きを示したもので、キャッシュの増減明細とでも言えるものです。この意味から、C/FはB/Sの補助簿ならぬ補助計算書と位置付けることができます。 B/Sが、キャッシュの流れ動いた後の状態を示しているの […]

Uチャート分析 -7

B/Sについて、キャッシュが右側(貸方、Cr)から入って(IN)、左側(借方、Dr)に出ていく(OUT)、と言っても実際のお金の流れがそのようになっているということではありません。B/Sに計上されているのはあくまでも資産なり負債、あるいは資本の残高(Balance)ですから、お金の流れそのものではありません。お金の流れについては、キャッシュ・フロー計算書(C/F)によって示されており、B/Sで示さ […]

Uチャート分析 -6

Uチャート分析の基本は、ギリギリまでに決算書を簡略化すること、つまり単純化にあることは既に述べたところです。更には、単純化された決算書を読み解いていく基本チャートは、『IN→OUT→残』というお金の流れであることも説明いたしました。 そこで次に、『IN→OUT→残』というお金の流れに着目した決算書の読み取り方、つまりこのお金の流れ(基本チャート)を、ナゾを解く鍵のように用いて決算数字を解読する方法 […]

飯塚事件について -その5

コメントNo.1273の「四年寝太郎」殿へ。 会計士の試験に限ったことではありませんが、日本における試験なるもの、必ずしもその分野における適性だとか能力を判定するのにふさわしいものとは言えないようです。 たとえば、キャリアと称する公務員の中で公僕意識を持ち合わせている人物など探すのに苦労するほどですし、医学の知識とか医療技術をほとんど持ち合わせていないヤブ医者以前の医者も結構いるようです。法曹三者 […]

Uチャート分析 -5

長年、財務会計のコンサルタントをやっているなかで、会社の経営者から決まって発せられる質問がありました。 曰く、『利益がこんなに出ているのに、現金が減って、その上に借入金が増えている。何故か?』 私はその都度、次のように答えてその場をしのいできました。 『今の会計の考え方では、売上収入は現金が実際に入ったときに計上する(現金売上)だけでなく、品物を納めたときに計上する(掛売上)ようになっています。こ […]

Uチャート分析 -4

 彫刻家のオーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)は、「いらないものをすべて削る」という言葉を残しています。また、20世紀のモダニズム建築を代表するドイツの建築家ルートヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)は、「無駄な部分を削ぎ落としたデザインが、より豊かなデザインである(”Less is more”)」とする信条のもとに、自らの作品を […]

Uチャート分析 -号外

 「Uチャート分析 -3」において、Uチャート分析の基本は18のデータに簡略化する旨、言及しました。  そこで具体例として、日本を代表する企業であるトヨタ自動車の5期分の決算書をUチャート(円グラフ)によって表示してみることにします。  より詳しくは「EDIUNETベータ版 – Uチャート分析 : トヨタ自動車」をご覧下さい。※Uチャートは各決算書(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフ […]

Uチャート分析 -3

Uチャート分析の基本は単純化です。 このところ、企業会計のルールに毎年のように変更が加えられ、なんとも複雑で分りにくいものになってきました。上場会社の経理担当部門も変更に対応するのは大変なことでしょうし、監査する側の会計監査人もそれ以上に大変な思いをしているようです。 現在公表が義務付けられている決算書(これを財務諸表といい、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書が主なものです)をはじめと […]

Uチャート分析 -2

有価証券報告書は、たしかに企業情報の宝庫です。しかも、その情報の全てが偽りでないことが、証券取引法という法律によって担保されています。報告書に偽りの記載(虚偽記載)をいたしますと、その会社だけでなく関係した個人に対しても刑事罰を含むペナルティが課せられるのです。 現在3800社余りある上場会社の中には、敢えて偽りの情報を記載して公表する不心得な会社もありますが、ほとんどの会社は真面目に取り組んでい […]

Uチャート分析 -1

企業は人なり、と言います。経営者なり社員の人柄を見るとその会社の一端が分かる、あるいは、企業にとって一番大切なのは、お金でも設備でもなく、人材だ、ということです。経営者と社員とが一緒になって、多くのステークホルダー(利害関係者)、例えば得意先、仕入先、金融機関、行政、株主などの利害を調整しながら、その目的とするところを目指して作り上げていくのが企業だからです。 そのようにして形づくられる企業の実態 […]

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