冤罪捏造の犯人は国税庁長官だった!!-⑧

***4.冤罪捏造の第四ステージ(その5)

 昨年から今年にかけて、冤罪捏造グループの面々が期せずして表舞台に陸続(りくぞく)として登場することとなった。以下の連中は全て、冤罪(脱税)を捏造するだけでなく、脱税事件のモミ消し(マッチ・ポンプ)をして金儲けしている面々だ。公的な立場を悪用して、自ら公職を賤業(せんぎょう)に陥れている犯罪者、即ち、賤業を生業(なりわい)としている犯罪者である。

****1.キャリア官僚
+柴田 澄哉 (国税庁調査査察部長、山根治税理士とI弁護士の2名の抹殺指令を発した人物)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-号外②」)
+村中 健一 (名古屋国税局長)(「査察Gメンを犯罪人として告発する!!-①」)
+藤田 利彦 (東京国税局長)(「国税マフィアの闇-⑩」)
+高橋 俊一 (東京国税局査察部長)
+中尾 睦  (福岡国税局長)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」この人物は、福岡国税局長から本省の理財局次長に(平成27年7月7日付)。同時期に理財局長に就任しているのが、「アッキード事件」のキーマンと目されている迫田英典・現国税庁長官である。

****2.査察官
+斎藤 和久 (名古屋国税局第7部門統括査察官)(「査察Gメンを犯罪人として告発する!!-①」)
+不破 正晃 (名古屋国税局第5部門主査査察官)(「査察Gメンを犯罪人として告発する!!-①」)
+千田 友幸 (名古屋国税局第8部門査察官)(「査察Gメンを犯罪人として告発する!!-①」)
+永田 知光 (福岡国税局査察第三部門、統括査察官)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」)
+古城 一宏 (福岡国税協査察第三部門、統括主査)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」)
+野田 具寛 (福岡国税局査察第三部門、主査)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」)
+西邑 嘉紘 (福岡国税局査察第三部門、査察官)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」)
+家令 智  (福岡国税局査察第三部門、査察官)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」)
+加藤 敏昇 (東京国税局査察第29部門統括主査)
+綾部 和子 (東京国税局査察第29部門査察官)

 9.加藤敏昇、10.綾部和子の2名については、「1.キャリア官僚」の3.藤田利彦、4.高橋俊一、「6.税理士」の1.小田満、2.竹内啓と共に、平成29年2月、東京国税局派遣国税庁首席監察官に対して、秘密漏洩の罪(国税通則法第126条違反)で告発した。横浜地検の不起訴処分を受けて、告発に踏み切ったものだ。
 尚、加藤敏昇綾部和子の2名は、今年になってから査察から外され、それぞれ東京国税局総務部、同徴収部へ左遷されている。トカゲの尻っぽ切りである。

****3.検察官
+桑田 裕将 (福岡地検特捜部検事)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-⑤」)
+青山 伸吾 (名古屋地検特捜部検事)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-①」「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-⑤」)

****4.裁判官
+森 史弥  (名古屋地裁判事)
+大島 真理子(福岡地裁判事補)
+徳井 隆一 (福岡地裁判事補)
+山口 雅高 (福岡地裁、判事)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-⑪」)
+向野 剛  (福岡地裁、判事)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-⑪」)
+高橋 孝治 (福岡地裁、判事)(「検察官と裁判官を犯罪人として告発する!!-⑪」)

****5.弁護士
+三宅 信幸 (弁護士、名古屋第一弁護士会)
+永井 浩一郎(弁護士、東京第一弁護士会)

****6.税理士
+小田 満  (国税ОB税理士、東京税理士会)
+竹内 啓  (国税ОB税理士、東京税理士会)

 「1.キャリア官僚」の1.柴田澄哉、2.村中健一、3.藤田利彦、「2.査察官」の9.加藤敏昇、10.綾部和子、「3.検察官」の2.青山伸吾、「4.裁判官」の1.森史弥、「5.弁護士」の1.三宅信幸、2.永井浩一郎、及び「6.税理士」の1.小田満、2.竹内啓の以上11名は、別箇二つの事件において、脱税の請負とモミ消しを業として行っている「部落解放同盟」と手を組んで荒稼ぎをしていることが判明している。悪質である。
 11名の中でも極めつけの悪(わる)は、国税ОB税理士の小田満だ。叩き上げのノン・キャリアながら、国税庁本庁勤務が長かったらしく、ことあるごとに「霞が関」を口にする屈折したエリート意識の持主である。この点、冤罪捏造の絵図(えず)を描いた品川芳宜とそっくりだ。この男、東京都内で税理士事務所を開き、多くの国税ОB税理士をかかえて、納税者を騙す仕事に余念がない。読者諸氏は一度この人物が開いているホームページにアクセスしてごらんになったらいい。税理士試験委員をつとめたことを含めて、その経歴が誇らしげに開陳されている。時折、日本経済新聞に派手な全面広告を打って大々的に客集めをしている「エヌエムシイ税理士法人」の小型版と思えばいい。
 以上の11名は小田満と同様、極めて悪質であることから、別稿にて詳述する予定である。
 かつて、田中森一弁護士(ヤメ検)が、部落解放同盟の裏側をあけすけに公表(田中森一著「反転」)しているが、この頃から査察官、検察官、裁判官の現役・ОBが弁護士・税理士と手を組んでマッチ・ポンプがなされるようになったのではないか。

 以上に加えて、大阪の森友学園事件に関してすでに明らかになっているのが、安倍内閣の中核に取り込まれた財務省前理財局長、現国税庁長官の迫田英典である。国税庁長官と言えば、まさに本稿の標題にしている通り、冤罪捏造の指令を発している悪(わる)の元凶だ。理財局長の時に、先に指摘した部下の中尾睦・理財局次長と一緒に何をしでかしているか、分かったものではない。
 そしてこのたび、これまた期せずして現れたのが、品川芳宜(筑波大学名誉教授)だ。
 この人物は、昭和16年生まれ。私より一つ年上の75歳である。国税通則法ができた昭和37年にノン・キャリアとして大蔵省に入り、新設の国税通則法と共に歩み、国税通則法の“申し子“を自任している御仁である。税務の憲法ともいうべき国税通則法の権威だそうである。
 最近面談した東京と福岡の国税不服審判所の審判官によれば、国税庁の職員の間では、金子宏・東京大学名誉教授(「脱税Gメンを犯罪人として告発!!-②」)と共に、神様のような存在であるという。
 金子宏を曲学阿世(きょくがくあせい。学者としての良心を曲げてまで、為政者や大衆の御機嫌取りにうき身をやつす、当世風の学者。-新明解国語辞典)の似而非(えせ)学者であるとすれば、品川芳宜はもともと曲げるほどの学のない単なる詐話師である。このように怪しげな2人の人物が国税庁の“神様”だったのである。ユーレイの正体見たり枯れ尾花、といったところか。

 岸信介首相が当時の国税徴収法を廃止すると同時に、同法の一部を昭和37年新設の国税通則法に組み込み、大蔵大臣の池田勇人にバトンタッチをしたのがインチキ・システム(査察調査を一般の税務調査と同じように扱い、犯罪捜査だけでなく、課税標準の調査をもできるように細工したこと)だ。そのインチキ・システムを、税務行政の現場で税務の憲法ともいうべき国税通則法をねじ曲げて、もっともらしい屁理屈をつけてゴリ押ししてきた張本人の一人が品川芳宜である。日本の納税者を騙し、国民から不当な税金を詐取する具体的な“絵図“(えず。犯罪者が描く犯行のシナリオのこと)を描いた国家レベルの詐話師と言っていい。私の冤罪事件の現場司令官であった大木洋税理士とさきに指摘した小田満税理士は、さしずめこの詐話師の直弟子といったところだ。

 しかもこの人物、このようなインチキは平成23年12月の国税通則法の改正(施行は平成25年1月1日)によって通用しなくなったにも拘らず、依然として“東大話法”を駆使して、子供騙しの戯言(たわごと)を合理化しようとしている。悪質である。
 また厚顔無恥というべきか、筑波大学、慶応大学、早稲田大学の教壇に立ち、インチキ理論を若い学生に教え込む(品川芳宜著「国税通則法講義-国税手続・争訟の法理と実務問題を解説」-公益社団法人日本租税研究協会刊)と同時に、税理士会と会計士協会のそれぞれの全会員にデタラメを教え込む念の入れようである。
 先に掲げたキャリア官僚、査察官、検察官、裁判官、弁護士及び税理士の連中は、この稀代の詐話師に騙された、あるいは騙されたフリをしている面々だ。典型的な“同じ穴のムジナ”である。

 大阪の森友学園事件は、一部のマスコミが報じているように「アッキード事件」と形容しうるほど大きなものだ。安倍総理が国会答弁でたびたび、

「国有地の売却価額が適正なものであったかどうか」

の問題であるとして事件を矮小化しようと躍起になっているがトンデモない。この事件は、そんな小さな問題ではない。むしろ、ロッキード事件をはるかに凌(しの)ぐ、日本政治の根幹にかかわる一大疑獄事件だ。
 国会の委員会で、山本太郎参院議員が安倍総理を追求した際に、「アッキード事件」と形容したことに対して、安倍総理はブチ切れた様相を呈し、「不愉快だ!!」と言い放っているが、不愉快なのは総理ではなく国民である。何を幼稚園児のように喚(わめ)いているのか。総理こそ、森友学園に入って、籠池(かごいけ)園長のもとで幼児教育をしなおしてもらったらいい。

 迫田英典(前財務省理財局長、現国税庁長官)がキーパーソンとして取り沙汰されていることから、安倍内閣全体、とりわけ中核官庁である財務省の問題である。まさに疑獄事件そのものだ。
 この迫田英典なる人物、明治維新以来、自らとグループの利益のために、日本国と日本国民とを食い物にしてきた、長州(山口)人脈(主なメンバーは、山縣有朋、岸信介、佐藤栄作)に連なる男である。
 尚、前回の号外で指弾した光永佐代子(本名・長谷川佐代子)は、光永正義(本名・光永正美)の妻を詐称しているが、この光永正義こそオカルト集団・慧光塾の主宰者であり、岸信介・安倍晋太郎・安倍晋三の裏の金庫番として暗躍した長州(山口)人脈の一人であった。

 「アッキード事件」の闇は、おぞましいまでに奥深いものがあるようだ。

(この項中断)

 ―― ―― ―― ―― ――
 ここで一句。

 

”家庭内与党であると知れ渡り” -京都府、水野敏男

 

(朝日新聞、平成29年3月1日付、朝日川柳より)

(選者の評に曰く、「野党はフェイク」。
筆者の評に曰く、「夫唱婦随ならぬ婦唱夫随」アッキーとクレヨンしんちゃん、名コンビ!!)

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