検証!! 『ホリエモンの錬金術』-号外4

 借名株の疑惑については、かねてから堀江氏に一つの提案(*「検証!! 『ホリエモンの錬金術』-号外2」追記)をしていたところです。堀江氏は当初、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいました。その後、読者からの度重なる質問に対して、ヌラリクラリと言を左右にしてきましたが、このたび言葉を慎重に選びながら、次のようなことを発言するに至りました。「A氏名義の株式売却代はA氏が受け取った(はず)だと思います。なぜ断言しなかったといえば、私はA氏ではないし、A氏にも確認取れませんので、想像しか出来ないからです。私が断言できるのは私がそのお金を受け取ったことはないということだけです。後は全部伝聞です。」(“TVとインターネット”) 「断言はできない」、「想定しかできない」、「伝聞」と、責任を回避する言葉が盛り沢山ですね。

 よろしい。それでは、堀江氏が当事者として断言できるように、少しだけ時間をズラしてみることにいたします。

つまり、

有馬純一郎氏名義の株式960株の所有権は、上場前の時点で堀江貴文氏もしくは他の第三者に移転した事実はないこと。

および、

上場時点における960株の有馬純一郎氏名義の株式の真の所有者は、名義の通り有馬純一郎氏であること。

この2つについて、堀江氏による確認を求めたい。株式が市場で流通する前の、オン・ザ・エッヂのオーナーとして、当然のことながら堀江氏が知悉していることです。有馬純一郎氏は、オン・ザ・エッヂを上場のメドがつくまで支えた唯一のスポンサーであり、堀江貴文氏、光通信に次ぐ三番目の大株主なのですから。
 上記の2点について公表することは伝聞ではなく、堀江氏単独でできるはずです。有馬氏を探し出してくる必要もなければ、法廷で証言するなどしてもらう必要もありません。会いたくない相手である宮内亮治氏に事実を確かめる必要もないのです。堀江氏が当然知っていることをブログで表明するだけのことですから、堀江氏が大げさに騒いでいるように「悪魔の証明」でも何でもない、ごく簡単なことです。

 尚、私が

「もし堀江氏の発言が事実であるならばそのまま黙っているでしょうし、ウソであるならばしかるべきリアクションがあるでしょう。」(“検証!! 『ホリエモンの錬金術』-号外2”)

と述べたのは、必ずしも有馬氏とその周囲の人達だけを念頭に置いたものではないことを申し添えておきます。
 当事者以外で、この件について事実関係を知っている者といえば、ライブドア事件を捜査し、立件した東京地検特捜部。堀江氏によれば、借名株の件について特捜部から尋問されたようですし、20億円にものぼる株式売却代金の行方を辿(たど)るだけで、実態が判明する、ごく簡単なことですから、東京地検としてはその真相を把握しているはずです。

 ―― ―― ―― ―― ――

 ここで一句。

“目のまわり クマとカラスが 同居する“ -寝屋川、片岡洋介。

(毎日新聞、平成21年6月28日付、仲畑流万能川柳より)

(クマは寝そべり、カラスは足ぶみ。)

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