認知会計からのつぶやき-政治・経済・歴史を認知会計の視座から見つめ直す-

***1.橋下徹氏の正体

 日本維新の会を率いる橋下徹氏。ゲッペルスの演出のもと、巧みな演説でドイツ国民の熱狂的な支持を集めたヒトラー、数々の詭弁(「ホリエモンと小泉純一郎 -3」参照)を弄して日本をもてあそんだ小泉純一郎元総理。三者に共通しているのは、黒を白と言いくるめるソフィスト流の弁論術、デマゴギーだ。あるいは、仮想の敵を設定して、国民にイエスかノーを迫る狂気である。オウム真理教のスポークスマンであった上祐某も彼らと同列かも。

***2.坂本竜馬の正体
 節操に欠けたイギリスの武器商人(死の商人)トーマス・グラバーの手先。「船中八策」は、横井小楠の言説の借り物、竜馬が闇の商売をするための方便だ。日本初の商社とされる「海援隊」は、密貿易をカムフラージュするための受け皿。「船中八策」ならぬ「維新八策」は、大衆受けをねらった単なる選挙用のスローガン。

***3.明治維新の正体
 明治維新が日本の近代化の端緒となったというのは偽りだ。真実は、日本が欧米諸国、とくにイギリスとアメリカの属国、植民地に堕したこと。天皇を政治的に利用して成立した薩長独裁政権は、スポンサーである欧米諸国によって巧みにコントロールされており、近代化という名で推し進められた植民地化は、徹底的な日本文明の破壊を伴っていた。江戸末期に頂点に達していた「クール・ジャパン」の破壊。

***4.明治維新による「クール・ジャパン」の破壊
 神仏分離令(廃仏毀釈)、風俗矯正の町触れ(春画の販売、男女混浴の禁止)、新聞紙印行条例、出版条例、廃藩置県、神道の国教化、神社合祀令、太陽暦の採用、戸籍法(壬申戸籍)の制定、欧米法にもとづく法体系の整備、輸入機械による大量生産の開始等多数。全て、欧米の植民地化と薩長独裁政権強化のための方策。

***5.クール・ジャパンの復活
 江戸時代にピークに達したパクス・ジャポニカ。それを支えたのがクール・ジャパン。明治維新・文明開化という名の野蛮な破壊によってもなおかつ生き延びたクール・ジャパン。情報化社会で再び抬頭。

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 ここで一句。

“孫帰り ハゲができてた うちのネコ” -秦野、カナリヤ倍

(毎日新聞、平成24年10月18日付、仲畑流万能川柳より)

(暴君が 去って一息 うちのネコ。)

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