2006年3月

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疑惑のフジテレビ -8

フジテレビの問題に立ちかえることにいたします。 これまでのところで確認したのは、ライブドアとフジテレビが基本合意をした、昨年の4月時点でのライブドアが、どのような会社であったのか、ということでした。コンプライアンス(法令の遵守)という観点からは、はっきり違法とは言えないようなグレーゾーンの脱法行為を平然と敢行し、しかも堀江貴文社長自らその事実を堂々と公言していること、コーポレートガバナンス(企業統 […]

145 松尾芭蕉と夢紀行 -その2

****2)その2 奥の細道の芭蕉自筆本は、かねてからその存在が伝えられていた。野坡(やば)本と言われていたものである。その野坡本がひょっこり出てきた。 長い間、杳(よう)として行方の知れなかったものが出現したのである。しかも時を移さず、解説付きで影印本が刊行され、誰でも容易に手にすることができるようになった。書写には格好のものだ。 思い立ったが吉日とばかりに、拘置所で使っていたコクヨのCampu […]

冤罪を創る人々vol.103

2006年03月07日 第103号 発行部数:589部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-http://consul.mz-style.com/catid/11 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山 […]

疑惑のフジテレビ -7

もう一回だけ、本題から外れたテーマに触れることにいたします。 これまでのマスコミ報道から、検察の取り組み状況を推察し、今後の成り行きを考えてみますと、ライブドア事件の全容が解明されることなく、中途半端な状態で幕引きされることになるかもしれません。 今のところ、関係会社であるライブドアマーケティングにからむ風説の流布と偽計が立件され、更にライブドア本体の第9期(自平成15年10月1日、至同16年9月 […]

144 松尾芭蕉と夢紀行 -その1

***8.松尾芭蕉と夢紀行 ****1)その1 勾留中、房内で古典の書写に没頭したことは既に述べた(“書写と古代幻視”)。 書写という単調な作業は、実際にやってみると意外に面白く、しかも単に目で追って読むのに較べて、はるかに作品の理解が進むことを実感した。ゆっくり書き写していると、いわば作者の息吹きとでもいったものが、行間から伝わってくるのである。 古来、印刷技術が発明されるまでは、全て書写という […]