2004年7月

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冤罪を創る人々vol.17

2004年07月13日 第17号 発行部数:210部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

司馬遼太郎と空海 -その4

 タライ回しにされた蝦夷の人達にしたら、いい迷惑だったのでしょうね。この人達は、なにも好きこのんで故郷である東国を後にしたわけではなく、ヤマト朝廷に反旗をひるがえさないための、いわば人質として強制的に連れてこられたわけですから。    ともあれ、このように強制移住させられた蝦夷の人達が、”五国(いつくに)の佐伯部(さへきべ)の祖(おや)なり。”(五ヶ国の佐伯部の先祖である。) と、日本書紀は伝えて […]

032 大木洋 証拠の隠匿

****1)大木洋 (イ)証拠の隠匿 一、 佐原良夫が、広島国税局に嘘の密告をする3年前のことである。  平成2年9月6日、佐原は、私とのトラブルの後、一人で益田市の組合に乗り込み、私を交えずに、組合の人達と本音で話し合った事実がある。  佐原と組合との間の不動産取引(マルサが架空取引であるときめつけたものである)は、真実の売買であることが前提となっている話し合いだ。佐原は、この時点では、国税局に […]

031 大木洋 経歴

***4.マルサ取調べ言行録 ****1)大木洋 (ア)経歴  広島国税局調査査察部第三部門統括国税査察官。  マルサの現場の統括指令官。偽りの事実を捏造して、私と多くの関係者から多額の税金を追徴し、破産の淵に追い込み、犯罪人の汚名を着せるべく架空のシナリオを創作した中心人物。  昭和18年生まれ。ガサ入れ当時、私より一つ年下の四十九才であった。  中学校(松江市立第四中学校)、高校(島根県立松江 […]

冤罪を創る人々vol.16

2004年07月06日 第16号 発行部数:209部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

司馬遼太郎と空海 -その3

 「空海の風景」における主人公空海は、日本の古代にたくましく生きた一人の人間として描かれています。後世付加された3000にも及ぶ数多くの空海伝説はことごとく捨象され、できる限り当時の資料にもとづいて、作家の人間空海像が浮かび上がるようになっています。  空海を弘法大師として讃仰し、即身成仏として礼拝の対象としている人々からすれば目をむくような叙述がなされていますので、いくつか取り上げてみます。   […]

030 配偶者は語る

****4)配偶者は語る  配偶者 山根澄子の話 一、 朝8時半に、大勢で押しかけてきて、家の中をひっくり返すようにして、いろんなものを持っていきました。  女性が一人まじっており、総勢で7人位でした。   二、 主人は朝、風呂に入ることにしており、その日もマルサを待たせて、風呂に入りました。  マルサの人と主人が自宅を出ていった後、一人が風呂を念入りにチェックしていました。何か隠したとでも思った […]

029 証券マンは語る

****3)証券マンは語る  コスモ証券 Y.H氏の話 一、 その日、私は鳥取に行っていました。飛行場で、お客さんがおいでになるのを迎えに行っていたんです。その後、鳥取の中堅企業を10社ほど回る予定でした。 二、 ところが、飛行場で呼び出しがかかりまして、すぐ松江に戻って来い、と言うんですね。私が担当しているお客のことで、査察が入った。Y.Hじゃないといけないから、すぐ呼び戻せと国税が言っているの […]