2007年4月

ホリエモンの弁解術 -6

粉飾の事実そのものを頑(かた)くなに認めようとしない堀江さんは、加えて、部下が勝手にやったことで自分はよく分らないとか、記憶にないとか申し立てて、シラを切り、とぼけています。果してこんなコドモじみた言い訳が通るものでしょうか。裁判官席から活発な発言をすることで知られている小坂敏幸裁判長も、このような対応に終止する堀江さんに対して、相当以上にイラついていたようです。 “それでは、あなたの言っているこ […]

167 続・いじめの構図 -11

****その11) 税理士会が登録申請用紙をなかなか交付しようとしなかったことに端を発し、いざ登録手続きに入ると、あれもこれもと盛りだくさんの趣旨不明の書類を用意させられた。いじわるである。やっとのことで全ての書類を準備して、登録手続きに税理士会へ赴くや、書面審査と申請書の訂正とに5時間もかかる始末であった。いじめである。 それでもともかく、登録申請書の受理はなされたのである。なんとかケチをつけて […]

ホリエモンの弁解術 -5

 堀江さんは、自ら関わったことについて弁解すべきところを弁明に終始し、自ら墓穴を掘っているようです。このような法廷戦術を勧めた弁護人の高井康行さんは、いわば墓穴掘りの介添人です。  もっとも、この2人の思惑は別のところにあるのかもしれません。堀江さんが罪に問われているのは証券取引法違反ですから、そこで規定されている罰則は最大でも懲役5年。実際の判決は3年前後に落ち着くことを見越し、執行猶予でもつけ […]

166 続・いじめの構図 -10

****その10) 税理士登録の申請に際して要求された、数多くの添付書類の中でも、作成するのに少なからぬ抵抗感を覚えたものがあった。私が執行猶予付きながらも、有罪判決を受けた件について、判決の内容を示した上で、反省の意を表わし、税理士会に対して詫びを入れる上申書だ。いうところの詫び證文である。 税理士会事務局からヒナ型が提示され、その通りに書くように指示された。何故、このような詫び證文を提出しなけ […]

社名及びURLの変更について

 平成19年4月10日をもって社名を「株式会社フォレスト・コンサルタンツ」から「株式会社M&Aバンク」へ変更いたしました。 (新) 株式会社M&Aバンク (旧) 株式会社フォレスト・コンサルタンツ  また、社名変更と同時にホームページのURLも「mz-style.com」から「ma-bank.com」へ変更いたしました。ブックマークやRSSの登録をなされている方は、ご面倒ですが「m […]

ホリエモンの弁解術 -4

これまでのところをまとめてみますと、- ライブドアの粉飾については、ライブドア監査人が詳細にわたって明らかにした事実に基づく限り、動かしがたいものである、ということ、つまり、ライブドアのオーナーであると共に、経営のトップ(代表取締役兼最高経営責任者)であった堀江貴文さんが、自分の名前で出した有価証券報告書の記載に重大な誤りがあったということです。堀江さんが、そもそも粉飾ではないし、仮に粉飾であった […]

165 続・いじめの構図 -9

****その9) 訂正に夕方の6時過ぎまでかかったものの、なんとかその日のうちに登録申請書が受理された。添付書類等の枚数は、実に370枚。同時期に行った、公認会計士の登録申請に添えた書類等の枚数が16枚であったから、ナント23倍の量である。量が多くなった最大の要因は、私が役員をしている会社等の全てについて、次のような書類を要求されたからだ。 +在職証明書+登記簿謄本(原本)+定款(写し)+営業(決 […]

ホリエモンの弁解術 -3

粉飾、つまり財務諸表の虚偽記載について考えてみましょう。 まず、虚偽記載とは何か。有価証券報告書の中の財務諸表については、例えば、脚注とか勘定科目明細表の誤り・偽りなども虚偽記載にはなるのですが、こと粉飾にからめて言う場合には、専ら、会社の 1.財政状態(貸借対照表B/Sで示されます)と、 2.経営成績(損益計算書P/Lで示されます) の表示が不適正(間違っていることです)であることを指しています […]

164 続・いじめの構図 -8

****その8) 本題の税理士再登録の件に立ち返る。 中国税理士会が要求するままに用意した、おびただしい量の添付書類等を携えて登録申請を行ったのは、平成18年10月12日のことであった。申請書の訂正とか補充といった難クセをつけ、受理してもらえないことが予測されたため、郵送をとりやめ、わざわざ広島の中国税理士会にまで出向くことにした。案の定、受理のための書類審査に2時間かかり、それを受けて、申請書等 […]