2005年9月

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冤罪を創る人々vol.81

2005年09月27日 第81号 発行部数:416部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

江戸時代の会計士 -7

恩田木工は、妻子をはじめとする身内の結束を固めたうえで、いよいよ藩の財政改革に着手します。 木工は、自らの改革案を藩の役人達と百姓町人達に呈示して、それぞれ心から納得させていきます。藩財政の建直しという一つの目標に向かって、上下の心を一つにまとめあげていく手法は見事というほかありません。 決して自らの提案を一方的に強引に押しつけるのではなく、十分に考える時間を与えた上で、納得ずくで、木工の提案を領 […]

123 認知会計の発見

***二.公認会計士からの脱却 ****(1) 認知会計の発見 一、 私は前科者の烙印を押されたため、執行猶予期間の3年が過ぎるまでは、公認会計士の再登録ができない。これは再三述べたところである。 この3年の間をいかにして過ごすか、考えを廻らせた。徒過するには私は余りに貧乏性だ。何かをしなければならない。 二、 本稿の執筆が終りにさしかかった頃、突然一つの考えがひらめいた。公認会計士のことをCPA […]

冤罪を創る人々vol.80

2005年09月20日 第80号 発行部数:414部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

江戸時代の会計士 -6

恩田木工は、一度は、妻子、家来、親類縁者に対して、離別等を申し渡したものの、その理由を問い質す妻子たちの理詰めの懇請を承諾する形で、改めて彼らを受け入れることにしました。 このような一連の木工の行動について、イザヤ・ベンダサンは、 “これも、命令指示は朝令暮改せず、言明した通りにして、必ず実行するという、人びとの信頼感の獲得のためなら、方法が日本的で非常に面白いという点を除けば、どの国でも行われた […]

122 安全弁の構築と点検

***一.安全弁の構築と点検 一、 マルサと検察官の無謬神話は単なる幻想であった。考えてみれば、当然のことである。神ならぬ身で、完全無欠ということはそもそもありえない。誤ることがあるからこそ、人間であるともいえよう。 二、 マルサも検察官も、共に国民に対する生殺与奪の権限を有する暴力装置であるだけに、権限の行使に誤りがあってはならない。建前としては当然のことである。しかし、これら暴力装置はこの建前 […]

カネボウ事件の会計士 -検察の生け贄か?

コメントNO.421についてお答えします。 マスコミの報道だけですので詳しい事実関係は分かりませんが、私のケースと同様に検察のデッチ上げであり検察の生け贄にされたのではないかと思われます。これが私の第一印象です。 中央青山監査法人はかつて私も勤務していたところです(その当時は、監査法人中央会計事務所)。30年も前のことですが、法人の監査方針は当然のことながら明確で、企業との安易な妥協など入り込む余 […]

ホリエモンと小泉純一郎 -3

二人に共通する第4の点は、共にプロ顔負けの手品師であることです。 ホリエモンが数々の違法なトリックを駆使し、株式市場を騙して巨万の富を築き上げたのは、このブログで具体的な根拠を示して明らかにした通りです。 またこの人物は、自分自身をも手品のタネと思っているようですね。フジテレビとのドンパチの時など、数々の傲岸不遜な言辞を弄していながら、自分の立場が悪くなるとトタンに手のひらをかえすように、「従業員 […]

冤罪を創る人々vol.79

2005年09月13日 第79号 発行部数:409部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

ホリエモンと小泉純一郎 -2

共通する第3の点は、二人とも目的のためならば手段を選ばないところです。反社会的な行為であろうと犯罪となる違法な行為であろうとおかまいなしです。 ホリエモンについては具体的には私のブログで詳述した通りです。 小泉さんについては、他にもあるでしょうが、ごく最近の驚くべきケースについて触れることにします。 共同通信の配信記事でしょうか、「首相の執念で転進決意」との見出しのもとに、新潟県旧山古志村長の長島 […]