2010年7月

脱税摘発の現場から-3

***3.最近の相談事例(承前)  三年間の資格停止期間(「冤罪を創る人々」前科者としての元公認会計士参照)を終え、会計士と税理士の再登録が完了してほどなく、相続に関する脱税事件の相談が舞い込んできた。脱漏額10億円超、追徴税額は本税・重加算税合わせて10億円超という大型事案である。第一審判決が下った直後のことで、地裁の判決は、相続人に実刑、罰金は3億円超といった厳しいものであった。  詳しく話を […]

脱税摘発の現場から-2

***2.最近の相談事例  最近私のところに寄せられてきた脱税事件の相談は10件余りである。事例の中にはどのように釈明しても言い訳の通らない、明らかな脱税があったし、中には脱税にからんで許しがたい反社会的な行為をしているケースもあった。私はそのようなケースについては全て関与するのを断ることにしている。私の役割は脱税をモミ消したり、犯罪を糊塗したりすることではないからだ。  しかし、寄せられてきた相 […]

脱税摘発の現場から-1

***1.暴力装置としての徴税権力  私が「冤罪を創る人々」によって、自らの実体験の詳細を公表してから6年が経過した。暴力装置としての徴税権力が、一方的な思い込みと予断によって私を大型脱税事件の主犯と決めつけ、証拠の捏造、隠匿、隠滅など、およそ考えられないような数々の犯罪的工作を行って私を断罪した事件である。ちなみに、広島国税局によるこの査察事件の第一審の判決書は、本文だけでも440ページに及ぶ長 […]

無名子のプロファイリング

 山根治blogを始めてから6年が経過した。その間、ブログをきっかけとした様々な人達との出会いがあり、別れがあった。ブログを開設していなければとても会うことなどできない人達との出会いは私にとって貴重な体験であった。  ブログへの書き込み、-ほとんどが匿名の投稿ではあるが、これも一つの出会いである。誉められたり、けなされたり、なんとも賑やかなことであった。  私も人の子、とりわけ俗人中の俗人を自任し […]