2010年1月

乾隆帝の壺-4

 松平不昧公。乾隆帝とほぼ同じ頃の出雲松江藩松平家7代目の殿様である。松平治郷(はるさと)。江戸後期の出雲松江藩主。茶人。号は不昧(ふまい)・一々斎・一閑子。茶道に通じ石州流不昧流を創め、また禅道・書画・和歌にも通じた。1751年生-1818年没。-岩波、広辞苑。 松江藩の経済と文化のレベルを押し上げた風流の殿様、松平治郷公は、今なお松江市民に不昧公あるいは不昧さんの愛称で慕われている。日本文化の […]

1/23講演会「大義名分なき公共事業 -大手前通り、大橋川改修、八ッ場ダム」(講師:山根治)の要旨について

 1月23日(土)に、弊社主任コンサルタント山根治が、「城下町松江の景観と町づくりを考える会」第三回総会に先立ち、公共事業のあり方について記念講演をいたしましたので、講演要旨についてお知らせいたします。  なお、講演内容については、近日中に公開する予定ですので、その際はあらためて告知いたします。 ***【講演会】 『大義名分なき公共事業』-大手前道路、大橋川改修、八ッ場ダム。-日時: 平成22年1 […]

1/23講演会「大義名分なき公共事業 -大手前通り、大橋川改修、八ッ場ダム」(講師:山根治)のご案内

 弊社主任コンサルタント山根治が、「城下町松江の景観と町づくりを考える会」第三回総会に先立ち、公共事業のあり方について記念講演をいたします。本講演会はどなたでもご参加いただけますので、皆様お誘い合わせの上ご来場くださいますようご案内申し上げます。 <松江大橋南岸からの眺望> ***◆講演会のご案内^^t^^+題目^大義名分なき公共事業 -大手前通り、大橋川改修、八ッ場ダム^^^^+日程^平成22年 […]

乾隆帝の壺-3

図録の表紙は、パンフレットと同様の蘭亭序の書き出しの部分であった。 【「北京故宮-書の名宝展」 図録の表紙】  真中に押捺されている4つの印影の3番目のもの、三字の篆書(てんしょ)からなる白文方印が私の捜し求めていたものだ。 【「北京故宮-書の名宝展」 図録の表紙の印(拡大)】 【壷の印】  この印影について言及した解説を捜してみたところ、富田淳氏による「王羲之傑作の残影~蘭亭八柱第三本(馮承素本 […]

元特捜部長の暴言(追記2)

 「元特捜部長の暴言(追記)」のコメントNO.1756 (福田恒存をやっつける会会長 殿)について『そうすると、例えば鳩山親子のやり方を見習って、私の子や孫に、一切何も告げることなしに、預金口座に、私の意志としては贈与のつもりで毎年定期的に送金したとしても、振り込み後7年以内に税務当局に発覚しなければ、合法的に無税で贈与ができることになります。』 上記には誤りが2つあります。  一つは税務当局にバ […]

乾隆帝の壺-2

 この瓶の特徴は、乾隆帝が直接かかわった印(しるし)がいくつか書き込まれていることだ。上から順に、 -「乾隆御覧之寳」 -「宜子孫」 -「三希堂精鑑璽」 と読めるものがそれである。それぞれが篆書(てんしょ)で記されている。(写真撮影は、澤田暉夫氏による。) 【乾隆御覧之寳】 【宜子孫】 【三希堂精鑑璽】 これらは中国の国宝クラスの書画に朱印されていることでおなじみの印影であるが、磁器の中に書き込ま […]

元特捜部長の暴言(追記)

 「元特捜部長の暴言」のコメントNO.1753、1754 (福田恒存をやっつける会会長 殿)に対する回答です。  私は贈与でないとは一言も言っていませんし、感情的になっている訳でもありません。  仮に鳩山総理が自発的に贈与税の申告をしなかった場合、国税当局としては贈与と認定し、しかも7年も遡って更正することは極めて難しかったのではないかと言っているだけで、それ以上のものではありません。私はズバリ、 […]

乾隆帝の壺-1

 平成20年4月のことであった。私の許に一つの壺がやってきた。知人の所有になる名品で、中国清朝第六代皇帝乾隆帝(けんりゅうてい)ゆかりの品というふれこみだ。  私は美術品愛好家でもなければ骨董マニアでもない。ただ好奇心だけは若い時から人一倍旺盛な方なので、早速拝見することにした。美術品についてはずぶの素人であり、中国の歴史についても詳しいわけではなかったが、乾隆帝の名前だけはかねてからよく知ってい […]