1/23講演会「大義名分なき公共事業 -大手前通り、大橋川改修、八ッ場ダム」(講師:山根治)の要旨について

 1月23日(土)に、弊社主任コンサルタント山根治が、「城下町松江の景観と町づくりを考える会」第三回総会に先立ち、公共事業のあり方について記念講演をいたしましたので、講演要旨についてお知らせいたします。

 なお、講演内容については、近日中に公開する予定ですので、その際はあらためて告知いたします。

***【講演会】 『大義名分なき公共事業』-大手前道路、大橋川改修、八ッ場ダム。
-日時: 平成22年1月23日(土)13時35分~
-場所: 島根県民会館307号室 (島根県松江市殿町158番地)
-講師: 公認会計士 山根治

****1.大義名分なき公共事業 -大手前道路、大橋川改修、八ッ場ダム。
+法律違反 - 政策評価法(B/C) - B/C計算のプロセスから浮上したゴマカシ(大手前道路)。
+必要性の欠如 - B/C計算のプロセスから浮上(大橋川改修)。
+歴史的・自然的景観・文化財の破壊
*宍道湖中海の淡水化・干拓問題 - (当時は政策評価法がなかったので)2.と3.だけ
*<参考資料>1.~3.

****2.公共事業をめぐる状況の変化
+政策評価法
+情報公開法
+土建国家からの脱却
+国家財政

****3.松江における政治状況の変化
-“だんさん”支配の終焉

****4.街づくりについての考え方の検証
-宍道湖中海の淡水化・干拓推進の論理。自分達の利害得失によって自由自在に意見を変える人達。定見なきカメレオン。
*<参考資料>4.~6.
+大谷昌行(故人。元一畑電気鉄道代表取締役、元松江商工会議所会頭)
+皆美健夫(故人。元皆美グループ代表取締役、前松江商工会議所会頭)
+丸磐根(元山陰合同銀行頭取。現松江商工会議所会頭)
+宮岡寿雄(故人。元松江市長)
+山本隆志(山本漆器店代表取締役、現島根県物産協会会長)
+山陰中央新報社

****5.松江市民としての対抗策
-大義名分なき(ムダな)公共事業を中止に追い込むための戦略
*****1.真実の情報開示を要求すること。
-松江市、国交省
++情報誌による偽りの宣伝。
++松江市内の被害想定額 - ダム・放水路を前提としたらどうなるか。
-島根県 - B/Cのプロセスから浮上したゴマカシ。
*****2.土地の買収に応じないこと。
*****3.自滅を待つこと。 - 積年のウミの噴出。

****6.今後の見通し

***<参考資料>
+交通状況の変化(H.42年)(1工区)-中電技術コンサルタント㈱、H21.6作成 *H.32年予測(1工区)については該当表なし。(H15.3作成)
+交通状況の変化(H.32年)(2工区)-大日本コンサルタント㈱、H20.3作成
+交通状況の変化(H.42年)(2工区)-大日本コンサルタント㈱、H21.6作成
+“出雲ふとどき”
+本庄工区の干陸に関する宮岡寿雄松江市長の見解
+本庄工区干陸についての松江商工会議所の見解

***<参考> 山根治ブログ  http://forest-consultants.com/
+大手前道路(家老屋敷跡の破壊)  「歴史的文化財の破壊と談合疑惑 1~5」
+大橋川改修 「粉飾された2兆円 1~19
+八ッ場ダム 「八ツ場(やんば)ダムの中止と税金ドロボー 1~4」 「『疑惑のダム事業4,600億円』-八ッ場ダムの費用対効果(B/C)について1~4」

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