2009年9月

八ツ場(やんば)ダムの中止と税金ドロボー-1

1.前原国交相は何故はっきりした理由を言わないのか。  言うべき理由は明白であり簡単なことである。これまで国交省が公表してきた費用対効果(B/C。ビー・バイ・シー、効果を費用で割った値)の計算が誤っていたこと、つまり、効果と費用の計算が共にインチキであったこと、効果が故意に水増しされており、費用が過少に計算されていたこと、これを説明するだけで十分だ。3.4と計算されている八ツ場(やんば)ダムのB/ […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-19

 次に、オン・ザ・エッヂの上場直前期(第4期)の期末(平成11年9月30日)における資本金と資本剰余金について、会計上の問題点を考えてみます。  つまり、 -資本金   340,000千円 -資本剰余金 300,000千円 と計上されているものが、果して資本金・資本剰余金と言えるのか、会計理論の上から検証することにいたします。  資本金340,000千円のうちの40,000千円は、全く問題はないの […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-号外12

 実は4年前、上場前の堀江氏の持株の推移を調べているときに最初に突き当たった矛盾が、この和井内修司氏と小飼弾氏への株式の譲渡でした。どうしても理屈に合わないのです。上場時点から遡ってみたところ、平成11年8月3日になされた1:3の株主割当増資後の株式数と、一年前に譲渡されたことになっている、この2人の株式数が合わない。つまり、合わせて12株の株式譲渡が一年前になされているのであれば、一年後に行なわ […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-18

 さて、いよいよ私の検証作業も最終段階に入ってきました。これまでの検証作業によって明らかになったことをまとめてみることにいたします。  まず、私が、『法定資料で開示されている有馬さん絡みの以下の4つの事実は、ウソである可能性が高く、それが立証されるならば、ホリエモンの“完全犯罪”はもろくも崩れてしまうのです。』(『ホリエモンの錬金術-11』)として摘示した、4つの事実は次の通りでした。 +平成10 […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-号外11

 堀江氏は、和井内修司氏と小飼弾氏への株式譲渡の日が、ちょうど一年だけズレているのは、“記載ミス”であった、などとなんとも気楽に釈明していますが、これは単なる記載ミスではありません。一定の意図を持ってなされたバックデイト、つまり捏造の足跡がベッタリと残っていたということです。  以下、詳しく説明いたします。  堀江氏は、“ホリエモンの錬金術サイト批評-号外「検証!!『ホリエモンの錬金術』に対する反 […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-17

****(5) 堀江氏の自白-2つのバックデイト(日付の捏造)をめぐって『会社の内紛が起った時点では、筆頭株主になっていて、自社株のちょうど50%を持っていた。』  この堀江氏の言葉について検証してみます。  まず結論から先に言えば、この部分については嘘いつわりは全くなく、真実が語られているということです。  何故か?  よくある日常的な出来事であるならばともかく、上場の準備を始めたとか、それをめ […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-16

 堀江氏のなんとも見苦しい釈明の仕方に加えて、今一つの根拠は、その釈明の内容がとても納得できるものではないことです。  堀江氏は、240百万円の元金に対して元金以上の260百万円程度の利息を加えて「5億円程度」のお金を有馬晶子氏に支払った、と言っています。利息の計算期間は2年9ヶ月。利率を計算してみますと、一年複利で26%、単利ですと39%にもなります。ゼロ金利政策が続いていたときですから、まさに […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-号外10

 平成11年12月17日に堀江氏が、大和証券SBCMと光通信パートナーズに持ち株を売却して受け取った1億2千万円は、有馬晶子さんにそのまま渡されてはいない、つまり、堀江氏が自分のために費消したと推断する根拠は次の通りです。 +有馬晶子氏へ支払ったとされる5億円の支払時期と趣旨が、最近になって堀江氏によって大幅に変更されたこと。 +堀江氏は、平成11年12月17日もしくはその直後に、有馬晶子氏に1億 […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-15

 株式売却代金360百万円のうち、240百万円については、現金の支払い時期及び現金の調達方法が間違っていたことを、堀江氏自ら初めて認めたことはすでに検証した通りです。つまり、 +支払時期についてこれまでは、上場前の平成11年11月5日であるとしていたのを翻して、上場後の平成14年8月9日以後であると訂正。 +調達方法についてこれまでは、上場前に5億円を銀行から借入れしていたとしていたのを翻して、上 […]