2015年

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島根原発と御用商人-⑧

「地獄の沙汰も金次第」という。  松江市の中心部を流れる大橋川の改修事業(「大義名分なき公共事業」参照)をめぐって、一部地域住民に強い反対意見があったが、このところピタリと止んだ。改修事業に関連する伊勢宮・白潟・大橋・京店各商店街と反対の急先鋒であった複数の人物に金がバラ撒かれたからだ。  金をバラ撒いたと思われるのは、事業主体である国交省、島根県、松江市とそれらの意を汲んで立ち回った闇のフィクサ […]

島根原発と御用商人-⑦

 原発マフィアの雑魚(ざこ)・細田博之が国会議員の職を世襲したのが平成5年。時を同じくして、ミニ田中角栄とでもいうべき人物が松江市長になった。宮岡寿雄である。  宮岡は神戸市の助役として、公共ディベロッパ-方式を他の自治体に先駆けて採用し、神戸株式会社と称されるほど、土建業者顔負けに収益を追求した人物だ。このような男が、収益性と効率性を貪欲(どんよく)に追求する公共ディベロッパー方式を松江市に持ち […]

島根原発と御用商人-⑥

 島根原発には表と裏の二面性があり、裏を取りしきっているのが原発マフィアだ。すでに述べたところである。  島根原発における原発マフィアは、細田博之代議士(「島根原発と御用商人-②」参照)、父親・細田吉蔵代議士の「ジバン」「カンバン」「ソロバン」を引き継いだ世襲議員である。  この世襲議員、「ジバン」は島根一区、県都松江市を中心とする選挙区だ。しかし、松江市出身ということにはなっているものの、主に選 […]

島根原発と御用商人-⑤

『安倍晋三首相が尊敬してやまない祖父・岸信介は、原発マフィアの一員であった。』  この事実を前提に考えてみると、安倍晋三首相が、数多くの詭弁を弄して、憲法違反が誰の目にも明白な「安保関連戦争法案」を強引に成立させた背景が透けて見える。馬鹿の一つ覚えのように、「戦争の抑止力」を叫び、しかも現時点では誰も信じていない偽りの「非核三原則」をたびたび持ち出していることから、愚鈍な操り人形と化した総理の背後 […]

島根原発と御用商人-④

 島根原発についてはタブー(その社会(席)での禁句-新明解国語辞典)がある。表向きは中国電力という東証一部上場会社が管理・運営していることになっている。しかし、3つの島根原発の建設・維持管理に関しては、裏の組織が深くかかわっていることだ。  裏の組織。あるいは原発マフィアと言い換えてもいいかもしれない。裏の組織であるから、決して表に顔を出すことはない。  この表と裏の使い分けは、原発そのものの二面 […]

島根原発と御用商人-③

 前回、島根選出の衆議院議員細田博之を取り上げ、「東大マフィアの中でもより悪質な原発マフィア」であると指摘した。  「東大マフィア」については、「国税マフィア」と共にすでに詳細かつ具体的に論述(「デタラメな70年談話-③」参照)したところであるが、「原発マフィア」についてはいまだ詳しく述べていない。  ここに「原発マフィア」について書かれた一冊の本がある。鬼塚英昭著「黒い絆 ロスチャイルドと原発マ […]

島根原発と御用商人-②

 前回触れた社会福祉法人の後援会名簿、衆議院議員細田博之事務所の名前が目立つほか、松江地区選出の4人の県議会議員が名を列ねている。このうちの3人は自民党だ。  3人のうちの一人は、御年80歳を超えた現在も、自民党県議の立場をフルに利用して、金儲けに余念がない。金の亡者である。農業関係をはじめとする公共事業と福祉関連の公金を食いものにしていることは地元松江市では公然の秘密だ。  この人物の特異な点は […]

島根原発と御用商人-①

 私の手許に、ある組織の後援会名簿がある。この後援会、福祉事業をメシの種にしている社会福祉法人に群がっている利権集団だ。個人、団体、会社が100名余り名を列ねているこの名簿、よく見てみるとあることに気がついた。福祉事業だけでなく、公共事業と島根原発に群がっている面々であることだ。  福祉事業、公共事業、島根原発、これらは全て国家の公金によるもので、その意味からすれば、この利権集団は公金に群がってい […]

デタラメな70年談話-③

 明治傀儡政権の役人(官吏)を養成するために創られたのが東京帝国大学、現在の東京大学法学部である。つまり、この大学はもともと純粋な「学門の府」として出発したものではないということだ。京都帝国大学をはじめ、その後に設立された帝国大学とは出発点において全く違っているのである。  私の母校・一橋大学は、Captain of Industry たるべき人材を養成するために設立された国立大学であり、明治傀儡 […]

デタラメな70年談話-②

 暗愚のコンビの片割れである安倍晋三総理、国会答弁を聴いていてもペラペラと自分の言いたいことだけをオウムのように繰り返すだけでまともな答弁になっていない。この人には日本語の能力に重大な欠陥があるのではないか。  そのような暗愚の宰相が、実に手の込んだ二枚舌の談話を発表したのである。日本語をまともに理解できないような人物が、詐欺師顔負けの巧妙なインチキ文章を綴れるはずがない。では一体誰があのようなデ […]

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