山根治blog

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400年に一度のチャンス -18

***18.公務員人件費の削減⑤-マクロ経済に与える影響②  前回述べたようなプロセスによって、ワーキング・プア層(貧民、ポーパー)が消滅するならば、どうなるか。1,000万人の金食い虫集団から1,700万人のワーキング・プア層へと国富の成果配分を変更することによって、日本経済全体としてはどのようになっていくのか。つまり、マクロ経済に与える影響はどうなるのかについて考える。  まず、消費支出につい […]

400年に一度のチャンス -17

***17.公務員人件費の削減④-マクロ経済に与える影響①  360万人の公務員を中心とした1,000万人に及ぶ“金食い虫”の存在と、片や、まともな生活を維持することができない1,700万人のワーキング・プアの存在。現代日本を労働力の観点から俯瞰(ふかん)すると、このような図式が現われてくる。  これまで公務員の給与は、慣行として行われてきた人事院勧告という錦の御旗のもとで、事実上野放し状態であっ […]

400年に一度のチャンス -16

***16.公務員人件費の削減③-その効果と根拠③  公務員360万人を含めたパブリック・セクターの人数は900万人、更にはJA、電力会社などの公益性の強い企業をも含めれば優に1,000万人を超える。これら公務員以外の人達は、法律によって特別な優遇措置を受けていることから、公的機関に準ずるものと考えてよい。  つまり、日本経済には、1,000万人を超える、いわば“金食い虫”がぶら下がっていることに […]

400年に一度のチャンス -15

***15.公務員人件費の削減②-その効果と根拠②  360万人の公務員だけではない。何らかの予算措置が講じられているか、もしくは事実上の国の出先機関に属する人達をも含めたパブリック・セクター全体の人数は、福岡政行氏によれば900万人に達するという。日本の労働人口6,700万人の13%強である(前掲書、P.56~57)  パブリック・セクターの多くは、国民にとって必ずしも必要とされているものではな […]

400年に一度のチャンス -14

***14.公務員人件費の削減①-その効果と根拠①  前回、福岡政行氏の提言を一歩進めて、 +公務員の人員の2割カット。 +公務員の人件費の5割カット を提案した。 ****(1)この提案を具体的な数字で説明すると次のようになる。 +現状は、360万人の公務員に対して、30兆円の人件費が投入されている。 +人員の2割カットで70万人減の290万人。更に人件費の5割カットで18兆円のカット。(30兆 […]

400年に一度のチャンス -13

***13.不良公務員の排除と過大人件費の現実  福岡政行氏は、“どうする日本”への処方箋として、次の5つのロードマップを示している(『公務員ムダ論』角川書店刊、P.146~P.157)。 +政権交代 +政治家の定数削減は半分! +公務員の天下り全面禁止 +公務員の人件費2割カット、退職金は3割カット +有償ボランティア300万人―公務員と市民(住民)による民官パートナーシップの確立  いずれも的 […]

400年に一度のチャンス -12

***12.官愚の国  福島第一原発の事故は、明らかな人災である。毎日のようにテレビに出てくる東電関係者、原子力関連の役人達、原子力専門家と称する御用学者達、顔を見るだけでヘドが出そうである。まるで他人ごとのような口ぶりだからだ。“日本の原発では事故は起らない、仮に起ったとしても万全の防護策が施してあるから安全だ。日本の原発技術は世界最高レベルのものであるから安心してよい。” このような「原発の安 […]

400年に一度のチャンス -号外5(カルロス・ゴーンとは何者か? 2)

***カルロス・ゴーンとは何者か? 2  コメント アニリン 殿へ。  あなたのおっしゃっていることは事実ではありません。あなたが指摘されている期間について言えば、日産自動車の有利子負債は以下の通り、確かに減ってはいるのですが、しかし、単体で1兆円、連結で3兆円、しっかりと残っています。 ****日産自動車 有利子負債 総括表(単位:百万円) ^^t ^cx^年月日 ^cx^1999年3月31日 […]

400年に一度のチャンス -11

***11.不良公務員の実態  自民党長期政権の積年のウミ、その最悪のものは不良公務員の存在だ。公僕(憲法第15条)であることを忘れ、日本国を食い物にしてきたと評しても決して過言ではない。自分達を国の主人公と勘違いして、無能な政治家を手玉に取り、税金を我がもの顔に食い散らしてきた人達だ。  その驚くべき実態が次から次へと暴かれ出した末の政権交代であり、政権交代後もその動きは止まらない。  しなくと […]

400年に一度のチャンス -号外4(カルロス・ゴーンとは何者か?)

***-カルロス・ゴーンとは何者か?(※この原稿はトヨタ自動車の分析(「100年に1度のチャンス -23」参照)と同時期に執筆されたものです。このたび公開に至った経緯などについては「400年に一度のチャンス-10」を参照)  平成21年2月9日、トヨタ自動車に続いて、日産自動車も決算見込の修正を行ない、経常利益が大幅なマイナスになることを公表しました。『進行中の平成21年3月期の経常利益は、マイナ […]

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