冤罪を創る人々

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033 大木洋 民事裁判の判決

****1)大木洋 (ウ)民事裁判の判決 一、 私は、平成5年9月28日のガサ入れの初日に、マルサによって架空と決めつけられた不動産取引に関係のある民事裁判の判決が、直前の同年9月20日に、松江地裁から出されている事実を、大木洋に告げ、判決は、この取引が真実有効に成立していることを明確に認定していることを申し向けた。   二、 マルサの脱税嫌疑を真正面から否定するこの判決について、大木洋は、一瞬動 […]

032 大木洋 証拠の隠匿

****1)大木洋 (イ)証拠の隠匿 一、 佐原良夫が、広島国税局に嘘の密告をする3年前のことである。  平成2年9月6日、佐原は、私とのトラブルの後、一人で益田市の組合に乗り込み、私を交えずに、組合の人達と本音で話し合った事実がある。  佐原と組合との間の不動産取引(マルサが架空取引であるときめつけたものである)は、真実の売買であることが前提となっている話し合いだ。佐原は、この時点では、国税局に […]

031 大木洋 経歴

***4.マルサ取調べ言行録 ****1)大木洋 (ア)経歴  広島国税局調査査察部第三部門統括国税査察官。  マルサの現場の統括指令官。偽りの事実を捏造して、私と多くの関係者から多額の税金を追徴し、破産の淵に追い込み、犯罪人の汚名を着せるべく架空のシナリオを創作した中心人物。  昭和18年生まれ。ガサ入れ当時、私より一つ年下の四十九才であった。  中学校(松江市立第四中学校)、高校(島根県立松江 […]

030 配偶者は語る

****4)配偶者は語る  配偶者 山根澄子の話 一、 朝8時半に、大勢で押しかけてきて、家の中をひっくり返すようにして、いろんなものを持っていきました。  女性が一人まじっており、総勢で7人位でした。   二、 主人は朝、風呂に入ることにしており、その日もマルサを待たせて、風呂に入りました。  マルサの人と主人が自宅を出ていった後、一人が風呂を念入りにチェックしていました。何か隠したとでも思った […]

029 証券マンは語る

****3)証券マンは語る  コスモ証券 Y.H氏の話 一、 その日、私は鳥取に行っていました。飛行場で、お客さんがおいでになるのを迎えに行っていたんです。その後、鳥取の中堅企業を10社ほど回る予定でした。 二、 ところが、飛行場で呼び出しがかかりまして、すぐ松江に戻って来い、と言うんですね。私が担当しているお客のことで、査察が入った。Y.Hじゃないといけないから、すぐ呼び戻せと国税が言っているの […]

028 銀行マンは語る

****2)銀行マンは語る  第一勧業銀行柏支店 E.S氏の話 一、 当時の支店長、副支店長、みんな替わっちゃいまして、当時のなりゆきを知っているのは私だけだということで、指名で呼び出しがかかったんです。   二、 松江の支店に査察が入りますね。すぐ、副支店長が本部に連絡を入れた。今日、査察が入りましたと。本部の方で、協議がありましてね、当時の事情を説明させるために、E.Sを行かせろ、というふうに […]

027 職員は語る

***3.関係者の証言 ****1)職員は語る  山根会計事務所 古賀益美氏の話 一、 私、その日(平成5年9月28日)は、トイレ掃除の当番にあたっていました。朝の8時半でした、二階の掃除をしていると、ドタドタッという音がしましたので、何ごとかと思って、階段を覗いて見たんです。  すると、三階にかけあがっていく男の靴が何足か目に飛び込んできました。エー、なんだなんだ、と思う間もなく、別の連中が、二 […]

026 その後― (2)

****12)その後、 ― (2) 一、 平成6年2月8日、収税官吏藤原孝行と同新本修司の二人は、松江の私の事務所に顔を出し、私から、三つの申述書と二通の抗議書等を受け取って帰っていった。  これが、広島国税局マルサの一群が、私の眼前に姿を現した最後であった。   二、 この日、二人は、午後1時25分に来所し、同3時25分に帰っていくまでの二時間、私の事務所で私と話し合った。  この時の三人の会話 […]

025 国会議員岩本久人氏

****11)国会議員岩本久人氏 一、 当時、国会議員であった岩本久人氏について、若干触れることとする。   二、 岩本久人氏。昭和18年3月21日、島根県浜田市に生まれる。苦学の末、県庁職員を経て、昭和54年4月に島根県議会議員に当選し、三期にわたって県議会で活躍。  その後、平成元年7月参議院議員に当選し、一期六年間、主に地方自治の分野で国政にたずさわる。  現在、中国地方では、有数の規模を誇 […]

024 抗議書(国税庁長官宛)

****10)抗議書(国税庁長官宛)  平成6年2月10日、岩本久人参議院議員から、査察課長の石井道遠に手渡された国税庁長官宛の抗議書の全文をここに掲げる、 ― 抗議書  国税庁長官 濱本英輔殿 一、 私は、現在、広島国税局査察第三部門によって、国税犯則取締法による調査を受けております。平成2年9月28日の臨検捜索から4ヵ月が経過いたしました。私と多くの関係者が、まったく身に覚えのない脱税という破 […]

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