2015年3月

大塚家具の親子ゲンカ-号外

 (株)ききょう企画が提出した「大量保有報告書」(平成20年4月1日付)がみつかりましたので、以下の通り記事の訂正をいたします。 +企画を持ち込んで融資を実行した銀行は(株)三井住友銀行(本店営業部)であったこと。三菱UFJ銀行と推測したことを訂正します。 +130万株の取引は市場外取引として行なわれ、一株当り1,183円、取引金額は1,537,900千円であったこと。40億円前後と推測したことを […]

大塚家具の親子ゲンカ-④

 大塚勝久氏から(株)ききょう企画に130万株の株式が移動しているのは、大塚勝久氏の相続税対策ではないかと前回指摘した。  私の推察が的を射ているとすれば実際のところは次のようなことではなかったか。  まずこの相続税対策のシナリオを作成して大塚勝久氏に提案し、実行させたのは誰かについてであるが、それは銀行筋ではないか。  何故か。(株)ききょう企画が130万株の株式を大塚勝久氏から買い取るためには […]

大塚家具の親子ゲンカ-③

 「ナッツ姫」ならぬ「かぐや姫」の暴走が開始されたのは大塚久美子氏が社長に就任した平成21年3月である。この時父親の大塚勝久氏は代表権のある会長に退いている。前回述べたところである。 まず前回の第1表と第2表とを見ていただきたい。第37期(平成19年12月期)と第38期(平成20年12月期)とが異常であることが分かる。第37期には2,799百万円あった当期純利益が第38期には一転して530百万円の […]

大塚家具の親子ゲンカ-②

 見苦しいとしか言いようのない親子ゲンカ、一体双方が何を言い争っているのか日本経済新聞が分かり易くまとめているので引用する。 ***経営を巡る対立の構図 項目 大塚勝久会長 大塚久美子社長 1.経営方針 ①会員制を維持し、購入履歴を基に店内を案内する接客②広域から集客するため広告宣伝を強化③2017年12月期に売上高660億円、営業利益26億円に ①気軽に入れる店舗経営②ホテルなど法人需要の開拓③ […]

大塚家具の親子ゲンカ-①

 夕刊タブロイド紙、週刊誌、テレビと、連日のように取り上げられているのが、ジャスダック市場に上場されている大塚家具の身内騒動である。会社の経営権をめぐる争い、いってみれば財産の分捕り合戦だ。  店舗展開をめぐる経営方針の違いが親娘ゲンカの原因であるかのようにマスコミは報じているが、果してそれだけなのか。創業者であり筆頭株主である父親の大塚勝久氏が多くの幹部社員を引きつれて記者会見し、「このまま娘に […]

疑惑報道

 このところ安倍内閣の閣僚にまつわるスキャンダル報道が相次いでいる。西川農水相、下村文科相、望月環境相、上川法相と、レストランの日替りメニューのように連日マスコミを賑(にぎ)わせている。すべて政治資金、つまりお金に関するスキャンダルだ。  疑惑を指摘された当の本人は、「何が悪いんだ」とばかりに言い逃れに終止し、任命責任者である安倍首相までもが彼らを擁護するのに懸命だ。  しかし、マスコミが取り上げ […]