認知会計からのつぶやき4-政治・経済・歴史を認知会計の視座から見つめ直す-

***1.大福帳の悲劇(1)

 江戸時代に近江商人が最高レベルにまで完成させた複式簿記が大福帳システム。金貨、銀貨、紙幣、手形が混在する複雑な経済活動を見事に整理記録し、適確な経営判断に導く、秀れもの。

 ソロバンが単なる計算器以上の働きをしていたと思われるものの、全容はいまだ未解明。大福帳システムを封建時代の遺物として捨て去り、欧米流の複式簿記を盲目的に導入したのが福澤諭吉の「帳合の法」。

***2.大福帳の悲劇(2)
 ごく一握りの会計学者によって、大福帳の解明が試みられているが、全て尻切れトンボ。欧米流の複式簿記の考え方で究明しようとしていることがそもそもの間違い。同じ複式簿記でも、欧米流と大福帳とは似て非なるもの。片や仮定、フィクションのオンパレード、片や仮定、フィクションのないリアルなもの。

***3.大福帳の復活
 日本式の複式簿記である「大福帳システム」は、IT時代にこそふさわしいシステム。一企業体だけでなく、国家、全世界の経済の働きを瞬時に把握することが可能となる。いわば、大福帳の現代版が「会計工学」

***4.ソロバン脳
 大福帳システムに組み込まれたソロバン、一瞬で消える補助簿。1円でも1兆円でも一つの珠を動かすだけ。位取りの秀れモノ。電子計算機-計算はデジタル、計算結果はアナログ。ソロバン-計算はアナログ、計算結果はデジタル。ソロバン脳はデジタル。

***5.虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)
 空海が18歳の時、四国の山中で会得したとされる秘法。虚空蔵求聞持法、瞬時にして文字情報を把握。認知会計、瞬時にして数字情報を把握。共にデジタル脳の産物。

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