2005年3月

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悪徳会計屋の経済事件ノートvol.18

2005年03月31日 第18号 発行部数:402部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇―――――――――――――――――――――――――― […]

B04 マッチポンプ 4

***(4)密談 社長と税理士の密談が始まった。 「社長さん、私は今、税務署の資料を全部見せてもらいましたが、実に克明に調べていますよ。反面調査(はんめんちょうさ。取引の相手先を調べること)によって集めたものでしょうね。いつか社長から打ち明けられた人件費の水増し、つまり架空人件費については幸いにもまだ気がついていないようです。この人件費関連をいれると、申告漏れは3年間で軽く5000万円は超えます。 […]

冤罪を創る人々vol.55

2005年03月29日 第55号 発行部数:339部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

ホリエモンの錬金術 -3

ホリエモンが、株式市場という信用機構を悪用して創り上げたのが、ライブドアという会社です。泡沫会社の典型と言っていいでしょう。このような会社の上場を認め、その後の傍若無人な振る舞いを放置しているマザーズは、一体何を考えているのでしょうか。また、三人いるライブドアの監査役は、一体どのような監査をしたというのでしょうか。この会社、果して上場会社としての適格性を備えているのか、疑わしい限りです。他にもこの […]

090 永瀬 昭

*(7) 永瀬 昭  一、 松江地方検察庁副検事。 組合員藤原洋次氏(参考人)の尋問を担当。平成8年6月10日の第一審第2回公判廷、同年7月9日の同第3回公判廷及び同9年8月12日同第20回公判廷に検察官として出廷し、同9年1月14日の第9回公判廷に、検察側申請にもとづき、証人として出廷している。 二、 検面調書の中でも、副検事野津治美とともに、副検事永瀬昭の調書は、捏造の度合いが際立っていた。理 […]

悪徳会計屋の経済事件ノートvol.17

2005年03月24日 第17号 発行部数:399部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇―――――――――――――――――――――――――― […]

B03 マッチポンプ 3

***(3)税務調査 翌日。午前10時から税務調査が開始された。会社にやって来たのは50才半ば過ぎの上席国税調査官の肩書をもつ人物であった。 社長も必ず同席するようにとの指示があったため、D社長はやむなく調査に同席し、質問に答えることになった。 Bセンセイがいてくれるから大丈夫だろう、とは思うもののやはり落ち着かない。朝、元気付けにキュッとやってきたコップ酒が効いてきた。30分余り書類をひねくって […]

冤罪を創る人々vol.54

2005年03月22日 第54号 発行部数:336部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

ホリエモンの錬金術 -2

私の好きなテレビ番組の一つに、「恋のから騒ぎ」があります。さんまさんの絶妙なトークには、見るたびに笑いころげています。トークの天才なのでしょうね。 「恋のから騒ぎ」(Much ado about love)はシェイクスピアのドタバタ劇である「から騒ぎ」(Much ado about nothing)からネーミングを借りたものでしょう。今回のホリエモンの一連の買収劇を見ていますと、まさに「から騒ぎ」 […]

089 横山和可子

*(6) 横山和可子 一、 鳥取地方検察庁検事。 山根会計事務所の職員大原輝子氏と古賀益美氏及び吉川春樹を尋問。 二、 大原氏は、私が昭和51年に開業した一年後に入所した最古参の職員であった。会計事務所の職員としては超のつくベテランであり、私の事務所のシンボルのような存在であった。事務所の経理をも担当しており、事務所の金銭の動きは全て掌握していた。 三、 横山和可子は、大原氏を被疑者として在宅のま […]

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