2004年

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ゴーイング・コンサ-ンの幻想-1 西武鉄道

平成16年10月13日、テレビ各社は西武鉄道グループのオーナー経営者である堤義明さんがグループ各社の全役職を辞任し、経営の第一線から身を引くことを一斉に報道しました。驚きましたね。  翌10月14日、新聞各社はより詳しく辞任の背景を説明していましたので、目を皿のようにして読んでみました。またまた驚きましたね。  上場会社である西武鉄道が作成していた有価証券報告書に誤りがあったために(虚偽記載か?) […]

054 起訴後の捜査

  ****12) 起訴後の捜査 一、 私は、平成8年2月15日、別件の公正証書原本不実記載同行使容疑で、同年3月7日、本件の法人税法違反容疑で起訴された。 二、 私の捜査は、起訴された後も終ることなく続けられた。平成8年4月から同年7月頃にかけて、私と私の関連会社及び、私と深い関係にある人達の、主に銀行口座が徹底的に洗われた。  島根、鳥取両県の主要金融機関に改めて捜査が入り、主に私に関する隠し […]

053 盗聴とひっかけと尾行

****11) 盗聴とひっかけと尾行 一、 平成8年2月6日、午前10時45分から11時4分まで中村弁護士と面会。中村弁護士曰く、「自宅の奥さんの方に、野村証券から電話があり、“逮捕直前に山根から解約の申し入れがあった。300万円程どこに送金したらよいのか、銀行の口座番号を教えて欲しい”と言ってきた。自分にはよくわからないので、聞いてきてくれと言われた。」 山根:「現在はどこの証券会社とも取引して […]

冤罪を創る人々vol.30

2004年10月12日 第30号 発行部数:241部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

一億円を捨てた男

かつて一億円の現金を、兜町(かぶとちょう)の路上で拾った大貫某なるタクシーの運転手がいました。遺失物として警察に届けられ、大騒ぎになりましたが期限内に所有者が名乗り出なかったため、全額が運転手のものになったいわゆる一億円拾得事件です。  大貫某なる人物がしばしばマスコミに登場し、ランニングをして身体を鍛えたり、日本刀を振りかざしたりと、ユニークなパフォーマンスを展開したことから、各種のマスメディア […]

052 日常業務の処理

****10) 日常業務の処理 一、 逮捕され拘置監に収容されたことは、公認会計士としての私に致命的な打撃を与えた。私は事務所の崩壊と会計士人生の終焉とを覚悟した。  しかし、自ら投げだしてしまうことだけはしたくなかった。力尽きるまでやってみて、後は運にまかせようと考えた。 二、 幸い、岐阜の高庭敏夫公認会計士が私の事務所を支援するために駆けつけてくれた。スタッフに動揺はあるものの、それぞれが自ら […]

飯塚事件について -その5

私の冤罪事件には数多くの公務員が関与しましたが、中心人物の一人はマルサの大木洋という人物です。  大木氏はマルサの現場の総司令官であり、自ら創作した冤罪のシナリオを最後まで訂正しようとはしませんでした。デッチ上げであることが明白になるような事実を知っていながら、私を巨額脱税犯に仕立て上げ、私を潰そうとしたのです。この点、飯塚事件における安井誠氏とよく似ています。  大木洋氏の肩書きは、当時は、広島 […]

冤罪を創る人々vol.29

2004年10月05日 第29号 発行部数:242部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

「スケコマシ」考 -その4

最近、東京の銀座とか青山の一等地に、世界的なブランドメーカーの販売拠点が次々にできています。  日本の女性は高級ブランド品がどこの国の女性よりも好きだそうで、日本は世界のブランド品市場では極めて大きな割合を占めています。  服でもバックでも、目の玉が飛び出る位の価格のものが、次から次へと売れていく現実には驚きを通りこしてただ呆れるばかりです。  老いも若きも、相当多数の女性が高級ブランドというだけ […]

051 検察側証拠開示

****9) 検察側証拠開示 一、 起訴がなされた後、検察側の証拠が順次開示されていった。開示された証拠資料を謄写するため、被告人弁護側はコピー機を3台フルに使い、4~5人で手分けして謄写作業を行った。   二、 検察側開示資料のコピーが弁護人によって次々と私の独房に差し入れられた、 ―  (1)平成8年4月22日差入、4月23日入房分、2人分の供述調書、6冊。  (2)同年4月23日差入、4月2 […]

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