2004年

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061 弁論要旨

  (イ)公判検事 梶山雅信 *1.弁論要旨 一、 平成13年2月19日、松江地裁31号法廷において、広島高等検察庁松江支部検事「@梶山雅信@」は、自ら作成した弁論要旨を読み上げ、第二審が結審した。 二、 弁論要旨は、7ページというわずかな分量のものではあるが、検事梶山雅信という人物を明確に浮かび上がらせるには十分である。 三、 梶山雅信は、さきに栗原雄一が作成した控訴趣意書にふれ、二度にわたって […]

冤罪を創る人々vol.36

2004年11月16日 第36号 発行部数:270部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

060 控訴趣意書

  ****2)控訴審 *****(ア)控訴趣意書 一、 仮装売買による脱税(本件)に対して無罪を言い渡した第一審判決に対し、松江地方検察庁は控訴した。  平成11年12月20日、松江地方検察庁の検事栗原雄一は、広島高等裁判所の松江支部に宛てて、控訴の理由を控訴趣意書(平成11年(う)第28号)として提出した。  本文298ページに2つの別表が付された大部のものである。 二、 栗原雄一が作成した控 […]

TKC と大木洋氏 -その2

TKCの座談会で、元マルサの大木洋氏はなかなか立派なことを話しています。  大木氏の発言の中で、私が特に感銘を受けた部分をここに紹介し、大木氏の益々のご活躍を祈ってエールを送りたいと思います。尚、( )の中の言葉は私の心からのエールであり、合いの手です。 大木:査察では、若い頃に経験がなかったので苦労しましたが、「税務の最後の砦」としての厳しさを身にしみて知らされました。 -(大変なご苦労をなさっ […]

冤罪を創る人々vol.35

2004年11月09日 第35号 発行部数:264部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ 株 […]

西武鉄道 「堤商店」のトリック

堤義明さんは、二代目としては珍しいカリスマ性を持った経営者で、バブル経済の崩壊を力強く乗り切ってバリバリ突き進んでいる豪腕の持主であると単純に思い込んでいました。  ところが、堤さんは経営情報の中でも極めて重要なものである大株主に関する情報を、長年にわたって偽って公表していた事実を自ら明らかにし、記者の『上場廃止になる可能性があるようですが』という質問に答えて、『仮に上場廃止になっても決して株主に […]

059 判決

   *(オ)判決 一、 平成11年5月13日、松江地裁第13号法廷で、第32回公判が開かれ、長門栄吉裁判長が判決文を読み上げた。右陪席には、第1回公判から第31回公判までの佐藤拓判事にかわった山口信恭判事が座り、左陪席には、第13回公判からそれまでの次田和明判事にかわった奈良嘉久判事が座った。  判決書の記名は、裁判長裁判官長門栄吉と裁判官奈良嘉久の2名のみであり、「裁判官佐藤拓は転補のため署名 […]

058 最終弁論と意見陳述

*(エ)最終弁論と意見陳述 一、 平成10年3月24日に、検察官立石英生が行なった論告求刑を受けて、私を含めた3人の被告人は、三人の弁護団と度々会合を開き、最終弁論にそなえた。 二、 平成10年5月26日、第31回公判廷で、弁護側は509ページに及ぶ弁論要旨を準備して、最終弁論を行なった。中村寿夫主任弁護人のほか、松原三朗及び大野敏之弁護人が立ち会った。 三、中村主任弁護人による最終弁論の陳述が終 […]

西武鉄道 グループの資金繰り-3

私は、“西武鉄道 グループの資金繰り-1”の冒頭に、西武鉄道が自ら作成した「有価証券報告書」の中で面白いことを言っていると記しました。  それは、「営業活動によるキャッシュ・フローを600億円とすること」と、「有利子負債の削減を進めるため、フリー・キャッシュ・フローを200億円とすること」を目標にしており、「キャッシュ・フロー重視の経営」を行っている、と自慢そうに言明しているからでした。  まず、 […]

A01 ハニックス工業 事件の真相 1

***(1)はじめに  ハニックス工業の社長が、ショッキングな形で自らの命を絶ったことは、既に「冤罪を創る人々」の「7)ある社長の自殺」の項で記述した。  当時、私自身が広島国税局の告発を前提とした理不尽な調査を受けていたこともあって、他人事とは思えない事件として私に大きな衝撃を与えたものであった。  ここで敢えて「事件」と言うのは、同社が倒産に至った経緯に多分に犯罪の臭いがするからであり、同社社 […]

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