2004年

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冤罪を創る人々vol.22

2004年08月17日 第22号 発行部数:230部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

司馬遼太郎と空海 -その9

 空海のルーツについて、作家は空海=蝦夷説に固執している訳ですが、真実その通りであったとするならば、功成り名をとげた55才の空海が、自らのルーツをカムフラージュするために、敢えて先祖を悪しざまに罵っていることになります。    ルーツの真偽はともあれ、作家は空海の主要な作品を丹念に読み込んでいるようですので、以上のようなことを十分に承知したうえで、「小説」の出発点に「空海=蝦夷」説を据えたのでしょ […]

042 「正義の砦」としての検察 ― その虚像と実像 ―

***1.「正義の砦」としての検察 ― その虚像と実像 ― 一、 日本の検察は、刑事事件の捜査や起訴について、広範かつ強大な権限を持っている。  しかも、起訴するかしないかは検察官の自由裁量にゆだねられているために、確実に有罪になるだけのものを選んだ上で起訴に持ち込む傾向がある。起訴便宜主義といわれるものだ。   二、 そのためであろうか、日本における刑事事件の有罪率は100%に近い99.7%とい […]

冤罪を創る人々vol.21

2004年08月10日 第21号 発行部数:223部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

司馬遼太郎と空海 -その8

 作家は、空海の人生の折々にかいま見られる言動をもとに、空海が世間的才覚にたけていたとし、「ずるい」人物であったとしばしば述べています。また、決して淡白な男ではなく、むしろ、並外れて執念深い性格であったとし、「もし空海が大山師とすれば、日本史上類のない大山師である」とさえ極言しています。とりわけ、「最澄に対する底意地の悪さ」について語るとき、作家のペンは一段と冴えていくようです。    作家は、空 […]

041 黒目啓治

****6)黒目啓治 一、 広島国税局調査査察部査察第二部門査察官   二、 平成5年9月28日、コスモ証券Y.H部長を、出張先から呼び戻し、暴言を連発して尋問した人物。 三、 Y.H部長の話  「関係者の証言」のうち「(3)証券マンは語る」で詳述。  生え抜きの証券マンであったY.H氏は、よほど悔しかったのであろう、「広島弁でやくざみたいな男」で、「30才前後の若造」である黒目啓治に、“おまえ” […]

040 永田嘉輝

****5)永田嘉輝 一、 大木洋の後任。平成6年7月、広島国税局調査査察部第三部門統括国税査察官。検察庁への告発書類を決裁した人物。平成15年、税理士登録。現在は岡山市で税理士事務所をかまえている。   二、 平成6年12月16日、午前10時54分、永田嘉輝に架電。  永田曰く、『今までの話、いろいろ聞いております。調査に協力いただけてない。部下を馬鹿野郎呼ばわりするような方とは、一切話したくな […]

039 三瀧恒雄

****4)三瀧恒雄 一、 広島国税局査察調査部査察第四部門統括査察官。  現在は、税理士。平成13年登録。広島市で税理士事務所を開設している。 二、 平成5年9月28日、マルサのガサ入れ当日、部下の田村友治(査察第四部門査察官)と共に、組合長の岡島信太郎氏の尋問を担当。 三、 三瀧は、田村友治と、代わる代わる大声を張り上げて岡島氏を脅しあげた。 「お前は組合長なんだろう。16億5千万円で購入した […]

冤罪を創る人々vol.20

2004年08月03日 第20号 発行部数:216部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

司馬遼太郎と空海 -その7

 作家は、俗に「セックスの教典」とも言われている理趣経(般若波羅密多理趣品)を取り上げ、空海の性の問題を更に掘り下げていきます。この教典は、空海が重要な教典と考えていたものの一つで、現在の真言密教のみならず、他の宗派においても主要な教典とされているものです。 ”いわゆる妙適(みょうてき)清浄(しょうじょう)の句、これ菩薩の位(くらい)なり。”(所謂妙適清浄句是菩薩位)  これは、理趣経本文の冒頭部 […]

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