山根治blog

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400年に一度のチャンス -5

***5.日本は破産しない-(5)財務省の戯言(たわごと)②  「基本方針2006」の決定的ともいえる問題点は、その16ページに示されている。“2007年度~2010年代初頭における歳出改革”と題され、「2011年度に国・地方の基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の黒字化」を目標としたものだ。これは、「基本方針2006」の財政健全化第Ⅱ期(2007年度~2010年代初頭)とされているものである […]

400年に一度のチャンス -号外2(八百長と賢明な民意 )

***-八百長と賢明な民意  平成23年2月7日付の新聞各紙は、奇しくも2つの出来事を大きく報ずる羽目になった。  大相撲の八百長による大阪場所の中止と、名古屋市長選挙、愛知県知事選挙における民主・自民両党の大敗である。  八百長相撲については、各方面から厳しい声が挙がり、政治家としては、政権政党の枝野幸男官房長官、髙木義明文部科学大臣とがともに、「公益法人の取り消しもありうる」などと発言し、相撲 […]

400年に一度のチャンス -4

***4.日本は破産しない-(4)財務省の戯言(たわごと)①  「日本の財政を考える」と題したレポートがある。財務省が平成20年9月に公表したものだ。自民党の長期腐敗政権が、暗愚の宰相、麻生太郎氏にバトンタッチされたのが平成20年9月24日であるから、自民党政権が存続することを前提として出されたものである。尚、民主党政権になってから財務省は、「日本の財政関係資料(平成22年8月)」を出しているが、 […]

400年に一度のチャンス -号外(国債の格付けをめぐる空騒ぎ)

***-国債の格付けをめぐる空騒ぎ  平成23年1月27日、アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本国債の格付けをAA(ダブルA)からワン・ランク切り下げてAA-(ダブルAマイナス)とした。アメリカとかイギリスは最高のAAA、日本はスペインと同等のAAであったが、このたび一つだけランクを切り下げてお隣の中国と同じAA-になったというのである。論評するに値しない戯言(たわご […]

400年に一度のチャンス -3

***3.日本は破産しない-(3)日本破産論の虚妄  たしかに現在の日本は、「日本破産論」に代表されるように閉塞感に満ちている。これを打破しようと百家争鳴、様々な提言が巷に溢れている。  曰く、 “減税をせよ”“消費税のアップだ”“公共投資を増やせ”“デフレを終らせろ”“円高をストップさせろ”“TPPに賛成だ”“TPPなんてとんでもない” 喧々囂々(けんけんごうごう)、なんとも喧(やかま)しい限り […]

400年に一度のチャンス -2

***2.日本は破産しない-(2)現状認識  日本は、世界有数の豊かな国である。生活の手段となる富だけではない。知的レベルの高い1億3,000万人の国民、水、空気をはじめとする自然環境、古代から連綿と続く誇るべき歴史環境、それになによりも安全であることだ。世界一豊かな国であると信じられているアメリカと比べてみるだけでよい。アメリカの豊かさは幻想にすぎない。基軸通貨であることを悪用したドルのタレ流し […]

400年に一度のチャンス -1

***1.日本は破産しない-(1)問題の提起  二年余り前に、「100年に一度のチャンス」と題して7ヶ月にわたって書き続けた事がある。リーマン・ショックが起って世界中が大騒ぎを演じ、日本では当時の麻生太郎首相までもが「100年に一度の危機」などと、知ったかぶりの空騒ぎをするに及んだことから、もちまえのヘソ曲り根性がムクムクと頭をもたげ、それではとばかりに、「危機」を「チャンス」にすり替えて「100 […]

400年に一度のチャンス【目次】

※100年に1度のチャンスの続編。 ***400年に一度のチャンス【目次】 +日本は破産しない-(1)問題の提起 (※2011-01-18公開) +日本は破産しない-(2)現状認識 (※2011-01-25公開) +日本は破産しない-(3)日本破産論の虚妄 (※2011-02-01公開) +日本は破産しない-(4)財務省の戯言(たわごと)① (※2011-02-08公開) +日本は破産しない-(5 […]

税務署なんか恐くない!-11

***11.税務調査の立会い-会計工学の活用  これまで税務調査の立会いにおける税理士の役割について論じてきた。要約すれば次の通りである。 +税務当局の事実認定と法的判断が正しいかどうかチェックすること、 +事実認定の中でもとくに重加認定が重要なものであること、 +重加認定が予定されているときには、仮想・隠ぺいの具体的な事実の摘示を税務当局に求め、明確な摘示がなされない場合にはねばり強く交渉して重 […]

税務署なんか恐くない!-10

***10.税務調査の立会い-仮装・隠ぺい  不正行為といわれても曖昧模糊としたものでよく分からないし、学説とか判例を見たりすれば益々分からなくなってくる。学者や裁判官が酢だのコンニャクだのと言い募っているだけだ。経済社会の現実、ことに数字が中心の税務に疎い、法律家の戯言(たわごと)だ。  一方、いくら明確な規定がなされていないとはいえ、仮装・隠ぺいは具体的な「事実」だ。仮装という事実、あるいは隠 […]

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