国税マフィアの闇-⑩
- 2015.07.21
- 山根治blog
前々回(“国税マフィアの闇-⑧”)、国税庁がひた隠しにしていた内部文書について触れた。秘密文書の存在が明らかになった瞬間である。 明らかになったとはいっても、文書そのものが私に提示された訳ではない。明らかにされたのは、文書の名称、文書が発せられた年月日、それに文書番号だけであった。あとは開示請求をして自分で取りよせろという訳だ。いつものことながら、由(よ)らしむべし知らしむべからずといった、上 […]
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前々回(“国税マフィアの闇-⑧”)、国税庁がひた隠しにしていた内部文書について触れた。秘密文書の存在が明らかになった瞬間である。 明らかになったとはいっても、文書そのものが私に提示された訳ではない。明らかにされたのは、文書の名称、文書が発せられた年月日、それに文書番号だけであった。あとは開示請求をして自分で取りよせろという訳だ。いつものことながら、由(よ)らしむべし知らしむべからずといった、上 […]
またしても工藤会である。 平成27年7月9日、福岡県警特別捜査本部は所得税法違反(脱税)容疑で再び工藤会の野村悟総裁を逮捕した。 脱税容疑での第一回目の逮捕(“国税マフィアの闇-⑥”)は、組員が定期的に納める会費(上納金)のうち個人的に費消されていた部分を脱漏所得とみなしたものであったが、このたびは企業から臨時に得た“みかじめ料”だそうである。 定期的な上納金であろうと、あるいは臨時のみか […]
かねてから国税庁は、「脱税は社会の敵」と題するパンフレットを作成し、配布してきた。その中には、「起訴されたら100%の有罪率」と豪語する脅しの文句が入っていた。 「私の場合(「冤罪を創る人々」)を含めて、査察事件で無罪をかちとったケースはかなりの数にのぼるが、それでも尚、“有罪率100%”と言い募ってきたのである。 このたび私が得た結論は、にわかには信じ難いものであった。 『現在の法体系のも […]
「工藤会」の野村悟総裁の住所は、北九州市。野村氏は多くの不動産を所有し、野村氏自身、自らの職業を駐車場経営と名乗っているという。もちろん正業である。税務上は不動産賃貸業(事業所得)の税務申告を、所轄の小倉税務署にしているはずだ。 この小倉税務署、私にとっては因縁浅からぬ役所である。 平成25年4月、私は福岡国税局の査察調査(相続税)の税務代理人として小倉税務署の担当者と会っている。査察官では […]
なんともド派手なことをやらかしたものである。 福岡県警本部長が福岡国税局とタッグマッチを組んで、九州の鬼退治とばかりに、伝家の宝刀ならぬ、これまで一度も使ったことのない竹光(たけみつ。竹を削って刀身に代えたもの。-新明解国語辞典)を大上段に振りかざして、満天下に向って大見得を切ったのである。平成の桃太郎を気取った、キャリア官僚の猿芝居(さるしばい。下手な演劇や、すぐ種のわかるあさはかなたくらみ […]
平成27年6月3日。私は福岡国税局庁舎2Fの監察官室にいた。査察官の犯罪行為についての捜査要請書(以下、要請書という)を、首席監察官に直接手交するためである。 福澤宏文首席監察官は席空きで、応接したのは二人の主任監察官であった。 国税庁長官官房 福岡派遣主任国税庁監察官 遠藤徹男 国税庁長官官房 福岡派遣主任国税庁監察官 中野数博 の二人である。 要請の趣旨を口頭で説明し、要 […]
福岡国税局の査察案件は、現在私が受任している7つの事案の中でもとりわけ悪質なものであり、緊急を要するものであった。 平成27年6月3日、福岡国税局に派遣されている国税庁監察官に対して、国税局職員(永田知光査察第3部門統括国税査察官以下5名の査察官)による犯罪行為を申し立て、犯罪捜査の要請を行なった。末尾に要請文の全文を公開する。 実は、査察調査の現場責任者である永田知光統括国税査察官(以下、 […]
平成8年に私を逮捕勾留し、松江刑務所拘置監で40日にわたって私を尋問した中島行博検事(当時、広島地検検事、現在、金沢地検検事正)と公判検事の立石英生(当時、大阪地検堺支部検事、現在、金沢高検金沢支部長)。これら2人の検事が繰り広げた珍妙かつ支離滅裂な尋問(「082 鬼検事・越山会会長・ウンコ男」「083 ドイツの判例・粗製ガソリン脱税事件・手形パクリ事件」参照)の詳細については、『冤罪を創る人々 […]
齋藤義典税理士が、依頼者を装った“刺客”と共謀して私を社会的に抹殺するために、自らのホームページで私を誹謗中傷しはじめてからほどなく、松江地方法務局が私を司法書士法違反で摘発する構えをみせた。 齋藤税理士が松江地検に対して業務上横領罪で私を告発したことを受けて、折原崇文検事(当時、松江地検三席、現在、横浜地検検事)が私のアラ捜し(余罪捜し)をするために法務局に働きかけたものだ。 司法書士の業 […]
私は『冤罪を創る人々』において、査察官を日本刀を振り回わすヤクザにたとえ、検察官をピストルをぶっ放す暴力団にたとえた。この連中が私に対して行なった仕打ちは、まさにヤクザ・暴力団の仕業そのものであった。脅したり騙したりして脱税という犯罪をデッチ上げ、無実の私を犯罪人に仕立て上げた。国家権力をバックにしたヤクザであり暴力団だ。少なからぬ金を脅しあげて捲き上げることからすれば、国家公認の強盗であり、騙 […]