引かれ者の小唄

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175 続・いじめの構図 -19

****その19)  仮にも私を税理士法違反で断罪しようとするならば、この二人の会計士以外に欠かすことのできない人物がいる。それは、三年間にわたって、税理士法人松江事務所の責任者をつとめたM税理士だ。三年前、私の事務所の税理士業務を行なうために、わざわざ松江事務所が開設され、税理士法人からその責任者として松江に派遣された人物である。  法人としては、M税理士を職員から社員へと格上げし、松江事務所の […]

174 続・いじめの構図 -18

****その18)  東京税理士会が、「税理士法違反の非違行為は濃厚」と認定した根拠は何か。人を犯罪人扱いにして、当然の権利である税理士登録を阻止しようとするからには、明確な根拠が必要なことは言うまでもない。  しかし、明確な根拠など、そもそもあり得ない。存在するはずがないのである。この3年間、違反になるような税理士業務を全くやっていないからだ。私は当事者であるから、私自身が一番よく知っている。税 […]

173 続・いじめの構図 -17

****その17)  12月28日は朝から小雪のちらつく寒い日であった。午後1時、約束通りM審査委員長と事務局のF氏が私の事務所に現われた。前日の27日が仕事納めであったので、山根ビルの3階はガランとしており、私一人で応対した。  部屋に入った二人はバツの悪そうな複雑な顔をしている。今までは好き勝手なことをしてイジメ抜いていたところが、急転、いじめることができなくなったばかりではない。逆に釈明する […]

172 続・いじめの構図 -16

****その16)  平成18年12月18日に、M登録審査委員長宛に発信した内容証明郵便は、翌12月19日の午後に中国税理士会に届いた。  12月20日午前11時10分、事務局のF氏から私の事務所に電話が入った。私はウィークデイの午前中はよほどのことがない限り自宅でゆったりと寛(くつろ)ぐことにしており、オフィスに出ることはない。急な用事以外は連絡しないように取り決めており、この時も午後になってか […]

171 続・いじめの構図 -15

****その15)  平成18年12月14日、嵩(かさ)にかかった要求が繰り出された。再び広島まで出頭せよというのである。今度は私だけではない。私が所属している事務所のK副所長をも事情説明のために出て来いときた。しかも日時が、12月25日と一方的に指定されている。K氏にとっては通常の月末の業務に加えて、年末の業務が重なっている、それこそ猫の手を借りたいほど忙しい時期である。K氏宛の出頭要請は、丁重 […]

170 続・いじめの構図 -14

****その14)  登録申請をしてから2ヶ月後の平成18年12月12日、中国税理士会はいじめの追い打ちをかけてきた。 税理士登録遅延承諾書の提出、 税理士登録申請書等の修正、 添付書類の提出、 をせよと言ってきたのである。 1.は、登録が三ヶ月を過ぎても完了せず、遅れる見込みなので、遅れても一切の異議・苦情を申し立てないとする念書を提出せよということであり、 2.は、正副5通ずつ提出した登録申請 […]

169 続・いじめの構図 -13

****その13)  登録審査委員長M氏による申請取り下げ要求を拒絶したことは言うまでもない。通常であれば、『何をヌカすか、バカヤロー』とか、『フザケタことを言うんじゃない、顔を洗って出直してこい』とか、とっさに口をついて出てくるところであるが、にわか韓非子を決め込んでいる私としては、慇懃無礼(いんぎんぶれい)な対応に終止した。『税理士法と同法基本通達に従って登録申請をしたものです。よろしくお願い […]

168 続・いじめの構図 -12

****その12)  申請書を提出した後の主な経緯は次の通りであった。 平成18年10月19日、中国税理士会松江支部長による面接・審問。支部長T氏の事務所に赴き、約一時間。 平成18年11月22日、中国税理士会、登録審査委員会委員長M氏他1名による面接・審問。広島の中国税理士会に赴き、約二時間。  1.の支部長面接においては、T氏が旧知の間柄であったこともあり、悪意のある対応はなされなかった。T氏 […]

167 続・いじめの構図 -11

****その11) 税理士会が登録申請用紙をなかなか交付しようとしなかったことに端を発し、いざ登録手続きに入ると、あれもこれもと盛りだくさんの趣旨不明の書類を用意させられた。いじわるである。やっとのことで全ての書類を準備して、登録手続きに税理士会へ赴くや、書面審査と申請書の訂正とに5時間もかかる始末であった。いじめである。 それでもともかく、登録申請書の受理はなされたのである。なんとかケチをつけて […]

166 続・いじめの構図 -10

****その10) 税理士登録の申請に際して要求された、数多くの添付書類の中でも、作成するのに少なからぬ抵抗感を覚えたものがあった。私が執行猶予付きながらも、有罪判決を受けた件について、判決の内容を示した上で、反省の意を表わし、税理士会に対して詫びを入れる上申書だ。いうところの詫び證文である。 税理士会事務局からヒナ型が提示され、その通りに書くように指示された。何故、このような詫び證文を提出しなけ […]

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