023 国税庁長官への抗議
- 2004.06.01
- 冤罪を創る人々
****9)国税庁長官への抗議 一、 平成6年2月10日、午後2時30分、岩本久人参議院議員は、私が作成した国税庁長官に対する抗議書を携えて、国税庁内の一室で、同庁調査査察部査察課長石井道遠と同庁長官官房総務課課長補佐加藤勝信とに会い、一時間にわたって面談した上で、石井道遠に抗議書を手渡した。 二、 同日、午後5時、岩本久人事務所から私のところに、報告書が届いた。同日、午後4時30分作成と記さ […]
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****9)国税庁長官への抗議 一、 平成6年2月10日、午後2時30分、岩本久人参議院議員は、私が作成した国税庁長官に対する抗議書を携えて、国税庁内の一室で、同庁調査査察部査察課長石井道遠と同庁長官官房総務課課長補佐加藤勝信とに会い、一時間にわたって面談した上で、石井道遠に抗議書を手渡した。 二、 同日、午後5時、岩本久人事務所から私のところに、報告書が届いた。同日、午後4時30分作成と記さ […]
****8)抗議書の作成 一、 マルサのガサ入れから三ヶ月が経過しようとしていた。 私を始め、組合の人達は全て、いわれなき脱税の嫌疑については全面否認を通した。マルサが虚構のシナリオを捏造しているのであるから、当然のことである。 私は、“事件”の核心を証明する二つの民事裁判の確定判決書をはじめ、多くの疎明資料を提出(そのほとんどは、ガサ入れ時に押収されたものだ)し、マルサに対して詳しく説明して […]
****7)ある社長の自殺 一、 平成5年12月25日、衝撃的なニュースが、私の目に飛び込んできた。『ハニックス工業社長が自殺 ― 東京国税局ロビーで、「脱税は無実」と遺書』(日本経済新聞、同年12月25日付) 二、 ショッキングな見出しで始まった記事は次のように続く ―『24日午後4時半ごろ、東京都千代田区大手町合同庁舎第二号館東京国税局一階ロビーで、男性が血を流して倒れていると110番通報があ […]
****6)その後 ― (1) 一、 平成5年10月27日、午後1時から同2時50分まで、山根ビル一階の島根総合研究所サロンにて、益田市畜産協同組合の人達6人と、今後のマルサ対策について話し合った。同席者は、職員小島泰二。 二、 皆の了解を得て、テープで録音することにした。組合の人達の証言が、マルサの口車に乗って二度とぶれることがないようにするためであり、仮にぶれた場合でも、私と皆の前で話した […]
****5)強制調査四日目 ― 平成5年10月1日(金) 一、 午前10時30分。松江税務署取調べ室。 二人が待っている。野菜スープの入ったポットを持って部屋に入った。 新本修司がしばらくしてから、黙ったまま道路側の窓を開けた。二人とも余り話をしない。 昨日食ったニンニクが相当の威力を発揮しているようだ。藤原孝行、イタチの最後っ屁をくらったドラ猫となる。面白い顔である。 二、 藤原:「山根さ […]
****4)強制調査三日目 ― 平成5年9月30日(木) 一、 午後10時。松江税務署、取調べ室。 前日同様、野菜スープを持参。 藤原と新本の二人が、昨日私が話したことを質問顛末書を清書して、待っていた。 藤原曰く、「山根さんの要望を入れて、抗議の言葉を入れておきましたよ。」 少々ふてくされた様子である。一部修正させた上で、サインに応じる。再び筆写する。 二、 午後2時30分から6時まで、 […]
****3)強制調査二日目 ― 平成5年9月29日(水) 一、 午前10時、松江税務署、取調べ室。すでに藤原孝行、新本修司の二名が待機している。 ポットに入れた野菜スープを持参。― 国税のお茶など飲めるか。 二、 私は、藤原と新本の二人に対して、厳重抗議を申し入れた。 ― 誘導尋問をやめろ。 ― 質問顛末書は、本人が話した通りに書け。デッチあげはやめろ。 ― 威圧的な言辞は慎め。 ― 余罪の追及 […]
****2)初日のマルサ動員状況 -[第一勧業銀行松江支店] 五人。E.S氏、柏支店より呼びつけられる。 -[コスモ証券松江支店] 二人。Y.H氏、鳥取空港から引き返す。 -[農林中央金庫松江支店] 二人。 -[山根会計事務所] 十人。 -[山根自宅、車(シーマ)] 七人。 -[ビジネス情報サービス] 五人。 -[島根総合研究所] 五人。 -[職員大原輝子自宅、大原輝子貸金庫] 二人。 -[職員古 […]
***2.強制調査 ― 国犯法による捜査 ****1)強制調査初日 ― 平成5年9月28日(火) 一、 朝8時20分、私は、下着姿で、キッチンテーブルに向かい、K.Aの件に関する書類を作成していた。 玄関のチャイムが鳴った。 二、 「広島国税局です。」 「何の用か?」 「とにかく玄関を開けて下さい。」 三、 数人が玄関にいる。ただごとではない異様な雰囲気である。 玄関を開ける。背広姿の男が […]
***1.「マルサの女」の世界 ― その虚像と実像 ― 一、 「マルサ」 ― もともと国税の内部用語にしかすぎなかったこの言葉を一躍有名にしたのは、昭和六十三年に公開された伊丹十三監督の映画「マルサの女」であった。映画は大ヒットし、「マルサ」はその年の「流行語大賞」に選ばれ、一般に浸透していった。 二、 これを契機として、マルサ(査察)に関するルポルタージュ風の読み物が数多く世に出ることとなった。 […]