101 風呂と運動
- 2005.06.14
- 引かれ者の小唄
***8.風呂と運動 一、 勾留291日の間に入った風呂の回数は、100回位であったろうか。 月曜日から金曜日までの5日間、外での運動と風呂が一日おきに与えられた。土、日及び祝祭日はない。三連休以上になると、風呂が与えられることがあった。 したがって、週によって運動が3回であれば風呂は2回であり、運動が2回であれば風呂は3回であった。 二、 風呂場は拘置監一階にあった。独房を風呂場に改造したものの […]
フォレスト・コンサルタンツ
***8.風呂と運動 一、 勾留291日の間に入った風呂の回数は、100回位であったろうか。 月曜日から金曜日までの5日間、外での運動と風呂が一日おきに与えられた。土、日及び祝祭日はない。三連休以上になると、風呂が与えられることがあった。 したがって、週によって運動が3回であれば風呂は2回であり、運動が2回であれば風呂は3回であった。 二、 風呂場は拘置監一階にあった。独房を風呂場に改造したものの […]
2005年06月07日 第65号 発行部数:384部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]
有馬純一郎名義の株式960株は、上場直後にあわただしく全てが売却されています。 この事実は平成12年6月19日付で提出された株式大量保有の変更報告書と第5期の有報を見れば判ります。 この変更報告書は、証取法第27条の25第1項にもとづくものですが、不思議なことに同じ日に二回にわたってなされており、それぞれA4版で4枚ずつ、合計8枚の報告書として提出され、開示されています。 この二通の変更報告書と、 […]
***7.外出 一、 勾留中に外出したのは、10回であった。一回だけ本件で再逮捕されるために検察庁に出頭したほかは、全て松江地方裁判所への出頭であった。 二、 外出の手順について、平成8年7月9日、第三回公判廷に出廷したときの状況に即して、具体的に記述してみよう。 三、 午後12時20分頃、担当看守が、私が収容されている拘置監二階の4号室の前で、「出房!」の号令をかけ、私を房から連れ出す。ここで、 […]
2005年05月31日 第64号 発行部数:384部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]
その“1枚”とは何か。 堀江さんは、上場から2ヶ月余りの後の平成12年6月16日に、関東財務局長宛に「大量保有報告書」を提出しています。証取法第27条の23第1項に基づくものです。 この報告書は、備え付けの用紙に手書きされており、A4版で3枚から成っています。署名は相当クセのある字ですので、堀江さんの自筆でしょう。資料Hに掲げたのがその3枚です。私が注目したのは、3枚のうちの最後の1枚でした。そこ […]
***6.クサイ飯の実態 一、 俗に、ムショ(刑務所)の飯のことをクサイ飯といい、投獄されることをクサイ飯を食うという。 私が入っていたのは、松江刑務所拘置監で、刑務所ではない。ただ、看守長から聞いたところでは、私のような未決囚も、受刑者と同じものを食べているということであるから、私も、ムショのメシを食べたといっていいであろう。 二、 私は、291日の間勾留されていたのであるから、このムショのメシ […]
2005年05月24日 第63号 発行部数:385部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]
堀江さんは、これといった収益構造を持っていない、いわばほとんど実体のない零細企業を、いくつかのトリックを用いて将来性のあるもっともらしい会社に変装させて、東証マザーズに上場させることにまんまと成功しました。 当時、このような会社の実態が明確に開示されていたならば、いくら上場規制が緩和されていたからといって、とうてい上場許可は下りなかったことでしょう。幹事証券会社とグルになって、東証マザーズを騙した […]
***5.安部譲二との出会い 一、 平成8年4月3日に借り受けた官本の中に、安部譲二の「つぶての歌吉」があった。 早速読んでみた。面白い。官本は房内にいつまで置いてもよかったので、少しずつ読むことにした。早く読み終えたらもったいないと思ったのである。 二、 そのころ私は、万葉集の書写に熱中していた。書写の合い間に気分転換が必要であり、そのために軽い読み物を読むことにしていた。一日に一時間位、主に午 […]