クレーマー・橋下徹氏の本性-②

 前回述べたのは、被差別部落問題は基本的に政治的・制度的な問題であって、もはや差別的思想によるものでもなければ、重大な人権侵害にあたるものでもないということであった。この点、ナチスによるユダヤ人差別とか、白人による黒人差別とは全く異なるものである。似て非なるものであり、同一視すべきものではない。

 このことは、橋下氏による朝日新聞批判が的外れであることを示す一つの側面である。この意味からすれば、的外れであるという、いわば消極的側面を明らかにしたにすぎない。

 今回指摘したいのは、その積極的側面である。つまり、橋下氏の出自を明らかにしなければならない必然性だ。
 佐野眞一氏は、週刊朝日の記事の中で次のように述べ、橋下氏のルーツを明らかにする理由を示している。

『この連載で私が解明したいと思っているのは、橋下徹という人間そのものである。
 もし万々が一、橋下が日本の政治を左右するような存在になったとすれば、一番問題にしなければならないのは、敵対者を絶対認めないこの男の非寛容な人格であり、その厄介な性格の根にある橋下の本性である。
 そのためには橋下徹の両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べ上げなければならない。
 オレの身元調査までするのか。橋下はそう言って、自分に刃向かう者と見るや、生来の攻撃的な本性をむき出しにするかもしれない。そして、いつもの通りツイッターで口汚い言葉を連発しながら、聞き分けのない幼児のようにわめき散らすかもしれない。
 だが、平成の坂本龍馬を気取って、“維新八策”なるマニフェストを掲げ、この国の将来の舵取りをしようとする男に、それくらい調べられる覚悟がなければ、そもそも総理を目指そうとすること自体笑止千万である。』

 佐野氏が述べていることは、ごく当り前のことだ。正論である。その人物の全体像を把握するためには、そのルーツの解明は不可欠といってよい。私人であってもそうであるが、公人ともなれば尚更必要だ。

 私の仕事に関して言えば、必ず行なう手続きとして、時系列表の作成がある。会社と個人のルーツを時系列的に一覧表にするのであるが、これによって、隠れていた問題点が浮き彫りになる場合が多いのである。このような時系列表の作成は、私の認知会計・会計工学のスタートといってよい。
 佐野氏の所論に付け加えるべきことがあるとすれば、このような時系列表の作成による人物像の解明だ。
 ここで、橋下徹氏が大阪出身であることと、昭和44年生まれであることが重要な関連性を持つ。被差別部落解放運動がエスカレートし、クレーマーとして暴走を始めたのが大阪京都を中心とした地域であり、橋下氏が産声を上げた時期であったからである。つまり、部落解放同盟をはじめとするいくつかの団体が、傍若無人な暴走を始めたのが橋下氏出生の時期に一致しており、しかも、京阪神地域で頻発しているのである。
 言うまでもなく、このようなことがらは橋下氏自身にはどうしようもないことかもしれない。しかし、橋下氏の両親、あるいは祖父母がこのような怪しげな団体とどのようなかかわりを持っていたのか、どのような稼ぎをして橋下氏を養ってきたのか、即ち橋下氏がどのような家庭環境にあったのかは、橋下氏の人格形成にあって極めて大きな意味を持っている。

 私がここで問題にするのは、いわゆる同和利権といわれているものだ。法的措置をされた利権はともかくとして、問題なのは圧力団体あるいはクレーマーと化した解放運動の団体による無法な横車だ。
 逆差別とさえ呼ばれた傍若無人の振舞いである。闇の利権を貪り、日本の国家社会を食いものにしたのである。
 とりわけ、行政機関に対する不当な圧力行使、金融機関に対する不正融資の強要、あるいは行政機関の中でも特に税務当局に対する不当な強要など目に余るものがあった。これらは札付きの利権政治家、あるいは暴力団の所業と何ら変わるところがない。
 被差別部落解放運動という名のもとで、このような法を無視した暴挙が白昼堂々と行われたのである。
 全国的に行なわれた不法行為であったものの、とりわけ顕著であったのが、大阪・京都を中心とする地域であり、橋下徹氏が生まれた前後の時期からであった。

(この項つづく)

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 ここで一句。

“コロッケが歌うと聞いて祖母仰天” -大阪、佐伯弘史

(毎日新聞、平成24年10月30日付、仲畑流万能川柳より)

(ドジョウと猿の干物が国を動かしている世の中です。コロッケが歌ったりサンマが喋ったりしても不思議ではない。)

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