2005年11月

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冤罪を創る人々vol.87

2005年11月8日 第87号 発行部数:417部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フォ […]

文明論的クリティーク、藤原肇さん

コメントNO.432とNO.433に関連して記します。 実は8月の初めにアメリカにいらっしゃるジャーナリストの藤原肇さんから手紙をいただきました。私の「冤罪を創る人々」を読んで下さり、励ましのエールを送って下さったのです。早速この方のホームページを開いてみたところ、極めて幅広い分野にわたって独得の鋭いタッチで考察されていることが分かりました。 藤原さんのことがもう少し詳しく知りたくなりましたので、 […]

129 断髪 -その1

***3.断髪 ****1)その1 勾留中、希望者には散髪が施された。一ヶ月に一度位であったろうか、担当看守が散髪の希望を確認した上で時間配分をして、心得のある受刑者に一人宛髪を切らせるのである。 私は逮捕された当時風邪をひいており、久しく床屋に行っていなかった。そのため髪の毛は相当以上に繁茂しており、かなり見苦しい状態であった。逮捕の2日位前から、NHKが私の自宅に向けてひそかにTVカメラを向け […]

冤罪を創る人々vol.86

2005年11月1日 第86号 発行部数:417部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フォ […]

江戸時代の会計士 -12

恩田木工が提言した7つのことがらは、領民にとっては都合の良いものばかりでした。この7つの提案を前提として、いよいよ領民の負担となる3つの提案を“無心”という言葉を用いて切り出すのです。ちなみに無心は、広辞苑によれば「遠慮なくものをねだること」とされています。 恩田木工が領民に対して行った無心の第一は、次のようなものでした。 “先納・先々納致候者共へは、何卒(なにとぞ)御返済なされたきものなれども、 […]

128 うっぷん晴らしとしての反則行為 -その3

****3)その3 看守に対して抗弁等をすることは、「職員の正当な職務行為を妨げる行為」(被収容者遵守事項の8)として禁じられている。 “法令、所内生活の心得又は日課実施上の必要に基づく職員の職務上の指示に対し、揶揄(やゆ)、暴言、抗弁、無視その他の方法で反抗的な態度をなし、又は口出しするなどして職務の執行を妨害してはならない。” 看守をからかったりバカヤローなどと暴言を吐いたりしてはいけないし、 […]