2005年2月

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悪徳会計屋の経済事件ノートvol.11

2005年02月10日 第11号 発行部数:378部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇―――――――――――――――――――――――――― […]

A12 ハニックス工業 事件の真相 12

*(4)その他のケース あるいは、個人で申告させて、低い税率による税金を納めた残りを会社がつかうつもりであったとでもいうのであろうか。 この場合、税引後の資金がストレートに会社の資金として活用できないのは前述のとおりである。各個人から会社が借りる形式をとれば、正規の帳簿に計上できるのではないかという議論もあろう。 しかし、それならば、敢えて会社の裏金をつかって自社株の取得をするという重大な犯罪行為 […]

冤罪を創る人々vol.48

2005年02月08日 第48号 発行部数:328部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

役人亡国論

国とか地方公共団体に勤める者を役人と言い、日本国憲法は役人のことを公務員と称し、全体の奉仕者であると規定しています。 パブリック・サーバント。本来は主権者である国民に奉仕する者のことを公務員と言うようですが、果たして現実はどうでしょうか。 このところ、毎日のように公務員の不祥事がマスコミを賑わしています。警察とか検察庁が組織的に裏金を操作して個人的な遊興費などに費消していたり、近いところでは大阪市 […]

080 前門の虎、後門の狼

*(カ) 「前門の虎、後門の狼」 1. 平成8年2月24日、逮捕30日目のことであった。 中島は、一つの熟語を持ち出し、どうだ参ったか、と言わんばかりに私に向き直った。私を攻めあぐんでいただけに、自分に活を入れようと思ってひねり出したもののようであった。 中島:「今の山根は、いってみれば“前門の虎、後門の狼”ってところだな。ま、いずれにしても逃げ道がないってことだ。」山根:「それはまた、どういうこ […]

079 素人考え

*(オ) 「素人考え」 1. 平成8年2月27日、逮捕33日目のことであった。 組合長岡島信太郎氏の取調べにあたっている藤田義清検事が、岡島氏を脅して虚偽の自白を引き出した、 ― 中村弁護人から信じられない話を聞いた私は、中島に対して検察の取調べの非をなじり、厳重に抗議した。二人の間には険悪な空気が漂った。 山根:「検察の片われであるあんたの顔なんて見たくないし、話もしたくないね。」中島:「オレだ […]

悪徳会計屋の経済事件ノートvol.10

2005年02月03日 第10号 発行部数:379部 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 悪徳会計屋の経済事件ノート なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。 ◆◇―――――――――――――――――――――――――― […]

A11 ハニックス工業 事件の真相 11

*(3) 裏金(うらがね)による取得のケース 次に、裏金によって取得された自己株式について。 個人経営者もしくは、オーナー経営者の中には、あるいは、裏金づくりに精を出している人がいるかもしれない。しかし、そのような人達でも、ひとたび会社の株式を公開しようと考え始めると大幅に変わっていくものである。 公開基準を達成するために財務体質の強化と収益性の向上が会社に求められる。会社がそれに応えれば応えるほ […]

冤罪を創る人々vol.47

2005年02月01日 第47号 発行部数:326部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

日本の未来

徳川家康が、朝廷から征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開いたのが慶長8年(1603年)のことでした。 この一・二年、江戸幕府開府400年の記念行事が、東京を中心に数多く催されたことは耳目に新しいところです。 15代将軍慶喜が朝廷に大政奉還を決意したのが慶応3年(1867年)、260年余続いた徳川幕府は終止符を打ちました。それから130年余、日本は欧米先進国に学べとばかりに官民一体となって欧米諸国を […]