冤罪を創る人々vol.3
- 2004.04.06
- メールマガジン
2004年04月06日 第3号 発行部数:190部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
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2004年04月06日 第3号 発行部数:190部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
***5.無罪の確定 一、 広島高裁の判決の二週間後、平成13年6月26日、広島高検が最高裁への上告を断念したことが、一部マスコミによって報じられた。この時点で無罪判決が確定したのである。二紙だけが、注意して見ないと気がつかないようなベタ記事の扱いで報道しており、他の新聞社は全く報道しなかった。5年前には、各紙とも争うように私についての嘘の情報をタレ流していたことを考えれば、その扱いの落差に現今の […]
私は当初、公職にあった人物を含めて全ての人物の名前を仮名にするつもりでいました。出版を前提に考えていましたので、知り合いの編集者からのアドバイスに従って原稿を完成させました。 しかし、その後、私には思いもよらないことが起こったために急遽原稿の手直しを行ない、出版に先立って公職にあった人物は全て実名で公表することにしたのです。 平成16年3月1日、松江税務署の個人課税第二部門統括国税調査官 […]
2004年03月30日 第2号 発行部数:183部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
「不撓不屈」(高杉良著、新潮社刊)を読みました。TKCの創設者である飯塚毅さん(公認会計士・税理士)の半生を描いたものです。 飯塚さんとは面識はありませんが、私達職業会計人の間では”飯塚事件”として有名な方であり、以前から名前はよく知っていました。 今から40年程前、飯塚さんの会計事務所は70名近くの職員を擁する規模にまでなっていました。 昭和39年のことでした。飯塚さんは一年近く国税 […]
***4.二審(控訴審)判決 一、 平成13年6月11日、広島高等裁判所(裁判長前川豪志、退官により宮本定雄裁判長代読)は、松江支部において、一審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を退けた。 二、 「本件は無罪」-形の上では、一審判決と同様であったものの、無罪を認定するプロセスが一審判決と全く異なるものであった。 二審判決は、一審判決における事実認定の誤りを正し、検察の主張していた架空売買が事 […]
***3.一審判決 一、 平成11年5月13日、松江地方裁判所(裁判長長門栄吉)は、31号法廷において、マルサ事案(巨額脱税事件)について、無罪の判決を言い渡した。 二、 しかし、一審判決は、マルサ事案について無罪としながらも、検察の顔色をうかがうような不十分な内容のものであり、刑事裁判と並行して進行している税金の裁判(このときは国税不服審判所で審理中)において、国税当局に主張の余地を一部残し […]
2004年03月23日 第1号 発行部数:170部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
***2.脱税日本一 一、 平成8年1月26日、私は関係者3人と共に松江地方検察庁に逮捕され、身柄を拘束された。 確定申告の直前ということもあってか、いわば一罰百戒のPR効果をねらって、公認会計士による大型脱税事件としてマスコミに公表され、全国ニュースとなった。 二、 この逮捕劇は、私の地元である山陰地方ではトップニュース扱いとなって喧伝された。“公認会計士ら逮捕―不動産売買めぐり”(平成8 […]
メールマガジン「冤罪を創る人々」の第一回目をお届けしました。 「冤罪を創る人々」は、私が関与した「益田市畜産協同組合事件」での体験を基に、Webサイトと同時進行で順次公開していきます。 平成5年9月28日の広島国税局の査察(俗にいうマルサ)のガサ入れに端を発した私をめぐる「益田市畜産協同組合事件」は、平成15年10月4日の最高裁の上告棄却によって一応の幕を閉じました。 その結果、検察に […]