山根治blog

4/88ページ

前代未聞の猿芝居―⑮

 平成31年3月4日、刺客・伊藤秀之税理士と山持昌之主査との秘密交渉の結果が明らかになった。 課税庁である松江税務署の掛内典生統括国税調査官(以下、統括官という)が、筆者にコンタクトを求めてきたのは、平成31年3月2日のことであった。 掛内典生統括官は 「A社の調査について、調査結果の説明をしたい」 と、筆者に申し向けてきた。 広島国税局の査察部門は、A社の課税調査に関して、法(国税通則法第七十四 […]

前代未聞の猿芝居-⑩

 平成29年11月28日、筆者は、A社の社長夫人、専務、総務部長と共に、松江税務署において、二人の査察官、 青木利幸(総括主査) 山持昌之(主査) と面談し、予め作成していた 「申入書」(「広島国税局に盤踞する倨傲のトカゲ-①」「広島国税局に盤踞する倨傲のトカゲ-②」「飛んで火にいる夏の虫-③」「前代未聞の猿芝居-①」) の全文を読み上げ、違法かつ犯罪行為を伴っている本件査察調査を直ちに中止するこ […]

前代未聞の猿芝居-⑨

 A社の社長は、自分の妻が専務夫人を抱き込んで、6億7千万円もの会社の現金売上などを抜き取り、個人的に費消していたことを本当に知らなかったのである。通常の査察調査では、まずあり得ないことであった。 査察の連中は困ってしまった。唯一、会社の代表権を有するオーナー社長が、会社経営のツンボ桟敷に置かれていたからだ。 「これではA社を脱税で立件することはできないのではないか。」 査察調査の3人の現場責任者 […]

前代未聞の猿芝居-④

前回、査察官島村仁士が、検甲8号証の中で、 「実体法の規定に明確に反している嘘」 をついていると断言した。 実体法の規定に反していることは、同様に検甲2号証でもなされている。検甲2号証は、検甲8号証などの増差所得の確定を受けて、査察官島村仁士が税額の計算を行ったものだ。 実体法の規定に明確に反している、とはどういうことか。それが何故、嘘となるのか。 国税通則法は、「国税についての納付すべき税額の確 […]

前代未聞の猿芝居-③

前回、「証拠等関係カード」番号(2)の「課税額計算書」以下12の書面は、その(立証趣旨)のところで証拠捏造の痕跡を残している旨指摘した。 番号(2)の(立証趣旨)欄において、(平成28年1月期ほ脱税額等の特定)とされ、番号(8)においては(売上高の特定等)、番号(9)においては(仕入高の特定等)とされているように、番号(2)、(3)及び(7)~(17)の(立証趣旨)欄には、全て特定という文言が用い […]

前代未聞の猿芝居-②

この脱税裁判の異様性は、国税当局と検察当局が、事前に綿密な連絡をとり合って証拠をデッチ上げていることだ。しかも、デッチ上げられた証拠が、法廷証拠として堂々と提出されている。 検面調書(検察官面前作成調書)をはじめ、査察官による質問てん末書が、いかにして捏造されたのか、調書作成経緯にかかる、査察官をはじめとする関係者の声が生々しく残っている。検察官も査察官も、大胆不敵な犯罪者だ。 何よりも注目すべき […]

前代未聞の猿芝居-①

現在、松江地裁において、被告人をA社(A社については当ブログで既に取り上げている。“広島国税局に盤踞する倨傲のトカゲ-①~②”、“飛んで火にいる夏の虫-③”等として、法人税法等違反の罪(脱税)を裁く刑事裁判が進行中である。明々白々な茶番劇である。 冤罪(無実の罪)を、もっともらしい犯罪に仕立て上げるために、偽りの証拠がデッチ上げられているからだ。 尚、筆者は、A社との間に契約を交わし、A社が受けて […]

狂った国税キャリア-①

世間を騒がせている脱税事件のほとんど全ては、犯罪として成立しない、つまり冤罪(えんざい。無実の罪のこと)であることを証明して公表したのが平成28年12月16日のことであった(「冤罪を証明する定理-①」参照)。 その後、私が関与した事件に関しては、逮捕されたり刑事立件されることは控えられてきた。 ところが、昨年の夏頃を境に状況が一変。国税キャリアの指示を受けた、あるいはキャリアの意向を忖度した末端の […]

東京地検特捜部も断末魔(だんまつま)に-③

平成30年12月25日の深夜、カルロス・ゴーンとともに逮捕・勾留されていたグレッグ・ケリーが保釈された。当然のことである。カルロス・ゴーン同様、無実の罪(冤罪)を着せられているからだ。 前回のつづきである。カルロス・ゴーンが犯したとされる犯罪の3つの構成要件のうち、「1)有価証券報告書(金融証券取引法第24条第一項の規定によるものに限る)」の要件は、明らかに充足されている。前回述べた通りだ。 問題 […]

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

 平成31年元旦  明治以来の日本国の統治システムの欠陥が白日のもとに。日本国憲法のもとでは議院内閣制が建前とされているものの、天皇制をめぐるカラクリが表面化することによって、実際は行政独裁であったことが、明らかになってきた。少しばかり知恵に欠ける安倍・麻生コンビと、自民・公明だけでなく、共産党を含む全ての野党が自分達の利益を勝手気ままに追求してきたためだ。 明治維新以来150年、政治家・官僚だけ […]

1 4 88