山根治blog

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島根原発と御用商人-④

 島根原発についてはタブー(その社会(席)での禁句-新明解国語辞典)がある。表向きは中国電力という東証一部上場会社が管理・運営していることになっている。しかし、3つの島根原発の建設・維持管理に関しては、裏の組織が深くかかわっていることだ。  裏の組織。あるいは原発マフィアと言い換えてもいいかもしれない。裏の組織であるから、決して表に顔を出すことはない。  この表と裏の使い分けは、原発そのものの二面 […]

島根原発と御用商人-③

 前回、島根選出の衆議院議員細田博之を取り上げ、「東大マフィアの中でもより悪質な原発マフィア」であると指摘した。  「東大マフィア」については、「国税マフィア」と共にすでに詳細かつ具体的に論述(「デタラメな70年談話-③」参照)したところであるが、「原発マフィア」についてはいまだ詳しく述べていない。  ここに「原発マフィア」について書かれた一冊の本がある。鬼塚英昭著「黒い絆 ロスチャイルドと原発マ […]

島根原発と御用商人-②

 前回触れた社会福祉法人の後援会名簿、衆議院議員細田博之事務所の名前が目立つほか、松江地区選出の4人の県議会議員が名を列ねている。このうちの3人は自民党だ。  3人のうちの一人は、御年80歳を超えた現在も、自民党県議の立場をフルに利用して、金儲けに余念がない。金の亡者である。農業関係をはじめとする公共事業と福祉関連の公金を食いものにしていることは地元松江市では公然の秘密だ。  この人物の特異な点は […]

島根原発と御用商人-①

 私の手許に、ある組織の後援会名簿がある。この後援会、福祉事業をメシの種にしている社会福祉法人に群がっている利権集団だ。個人、団体、会社が100名余り名を列ねているこの名簿、よく見てみるとあることに気がついた。福祉事業だけでなく、公共事業と島根原発に群がっている面々であることだ。  福祉事業、公共事業、島根原発、これらは全て国家の公金によるもので、その意味からすれば、この利権集団は公金に群がってい […]

デタラメな70年談話-③

 明治傀儡政権の役人(官吏)を養成するために創られたのが東京帝国大学、現在の東京大学法学部である。つまり、この大学はもともと純粋な「学門の府」として出発したものではないということだ。京都帝国大学をはじめ、その後に設立された帝国大学とは出発点において全く違っているのである。  私の母校・一橋大学は、Captain of Industry たるべき人材を養成するために設立された国立大学であり、明治傀儡 […]

デタラメな70年談話-②

 暗愚のコンビの片割れである安倍晋三総理、国会答弁を聴いていてもペラペラと自分の言いたいことだけをオウムのように繰り返すだけでまともな答弁になっていない。この人には日本語の能力に重大な欠陥があるのではないか。  そのような暗愚の宰相が、実に手の込んだ二枚舌の談話を発表したのである。日本語をまともに理解できないような人物が、詐欺師顔負けの巧妙なインチキ文章を綴れるはずがない。では一体誰があのようなデ […]

デタラメな70年談話-①

 平成27年8月14日、安倍晋三首相は、戦後70年の首相談話を閣議決定した上で発表した。  戦後50年の村山談話、60年の小泉談話に盛り込まれた、 +「植民地支配」colonial rule +「痛切な反省」deep remorse +「心からのお詫び」heartfelt apology +「侵略」aggression の4つのキーワードは確かにこのたびの談話にも組み込まれており、一見、村山談話、 […]

国税マフィアの闇-号外

“小僧じゃだめだ、黒幕を呼べ”  かねてから安倍政権を痛烈に批判してきた夕刊紙「日刊ゲンダイ」(平成27年8月4日号)の一面に躍った大見出しである。  ここで使いパシリの小僧と切り捨てられたのは、礒崎陽輔総理補佐官のことだ。  この人物、公衆の面前で 「考えないといけないのは、この国を守るために必要な措置かどうかだ。法的安定性なんて関係ない。」 と言い放ったことから火がつき、マスメディアだけでなく […]

国税マフィアの闇-⑫

 国税庁長官が、利権集団である国税マフィアのボスであった。しかも、この国税マフィアのボスが、あろうことか現在の安倍政権の中枢にもぐり込んで、安倍内閣を意のままに操っていたのである。  内閣官房のホームページがある。幹部として安倍晋三内閣総理大臣以下、13名が紹介されている。  その中に、内閣官房副長官補の肩書を持つ古谷一之(ふるやかずゆき)という人物がいる。この人物こそ、無実の罪(冤罪)を犯罪とし […]

国税マフィアの闇-⑪

「脱税は犯罪ではない。現在の法体系を前提とする限り、脱税(逋脱)という犯罪は犯罪として成立しない。」  上記の命題についてはすでに述べた(“国税マフィアの闇-8”)。ところが現実には査察調査が行われ、脱税犯として当然の如く告発がなされている。犯罪として成立しないはずの脱税犯が何故堂々と告発されているのか、私には長い間謎であった。  査察官が嫌疑者を、脅したり騙したり、あるいは利益誘導したりして、査 […]

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