2018年7月

エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)は、今-⑸

税務調査一般が基本的に間違っているのではないかと思い始めたのは、今から30年以上前のことだ。 しかし、税務署とか国税庁が行う一般の調査についてはデタラメなことが多すぎてなかなか焦点が絞り切れなかった。焦点が定まってきたのは、この4~5年のことだ。 なかでも特殊な税務調査である、査察調査(マルサ)とか資料調査課による調査(リョウチョウ)の実務を数多く手がけるにつれて、問題点がより鮮明に浮き彫りになっ […]

エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)は、今-⑷

欠落している法定調査手続の2つ目は、調査終了の手続がなされていないことだ。 国税通則法は、第74条の2の11において、調査の終了の際の手続を定める。ここで、更正をする必要がある場合には「調査結果の内容(更正決定等をすべきと認めた額及びその理由)」の説明を納税者にする必要がある。 しかし、本件リョウチョウ担当部門職員は、更正をする必要がある場合に必要とされている、「調査結果の内容(更正決定等をすべき […]

エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)は、今-⑶

平成25年1月1日改正の国税通則法に、「税務調査に係る法定手続」が新たに組み入れられた。前回述べたところである。 本件(大阪リョウチョウ違法税務調査事件)に即して言えば、この法定調査手続が二つなされていない。つまり、二つの法定手続が欠けているのである。 一つは、調査を始める際に必要とされる法定手続、即ち、「事前通知」もしくは、「事前通知を要しない場合の、臨場後速やかにすべき通知」が欠けていることだ […]

エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)は、今-⑵

前回私は、橋本元秀・大阪国税局長が、 「リョウチョウの行っている公務員としての行為には何の問題もないとばかりに居直り、延々と違法調査を続けさせ、その結果、あろうことか公文書を偽造して、法律上することができない、「更正処分」を打ってきた。平成30年5月14日のことである。」 と述べた。ここで、『あろうことか公文書を偽造して、法律上することができない、「更正処分」を打ってきた』とは、一体どういうことな […]

エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)は、今-⑴

この3ヶ月余り、私は体調を崩したことから記事を書くことができなかった。仕事から遠ざかり、休養していたのである。久しぶりのブログ記事である。 大阪国税局資料調査課(注1)が、同和団体を標榜(注2)する「中企連」(注3)と組んで、一人の善良な納税者を食いものにしていることについては、すでに二回にわたって公表したところである(『暴かれたカラクリ-⑵』、『エセ同和団体の“生贄”(いけにえ)-⑴、⑵』)。 […]