トチ狂った大阪地検特捜部-③
- 2017.05.30
- 山根治blog
本件では重加算税が賦課されていない。この事実は、仮装、隠蔽の事実が存在しないことを意味する。実務上は、刑事罰の要件である「偽りその他不正の行為」の前提となる「偽りその他不正の事実」と概ね一致するのが「仮装・隠蔽の事実」だ。「仮装・隠蔽の事実」が存在しないのに「偽りその他不正の事実」が存在することはありえない。 つまり、本件の場合、「仮装・隠蔽の事実」が存在しないのであるから、当然のことながら「 […]
フォレスト・コンサルタンツ
本件では重加算税が賦課されていない。この事実は、仮装、隠蔽の事実が存在しないことを意味する。実務上は、刑事罰の要件である「偽りその他不正の行為」の前提となる「偽りその他不正の事実」と概ね一致するのが「仮装・隠蔽の事実」だ。「仮装・隠蔽の事実」が存在しないのに「偽りその他不正の事実」が存在することはありえない。 つまり、本件の場合、「仮装・隠蔽の事実」が存在しないのであるから、当然のことながら「 […]
脱税とされた4億円余りに対して、加算税が賦課されていない。重加算税が賦課されていないだけでなく、あろうことか過少申告加算税さえも賦課されていない。 これは一体何ごとであるか。この不可解な事情については課税庁に問い合わせるしかない。 私は早速、原処分庁である所轄税務署と、税金の徴収が移管された大阪国税局にまで赴き、それぞれの責任者に面談した。結果、概ねその実情が判明。 ここに「概ね」というの […]
ゴールデンウィークの前に取り上げた脱税事件の続きである。 主犯格とされた、大阪のベテラン会計士からよくよく話を聞いてみたら、トンデモない裏の事情が判明した。 そもそも、今の法体系のもとでは、脱税という犯罪は成立しないというのが私の主張であった(「冤罪を証明する定理」参照のこと)。 にもかかわらず国税当局が100%の有罪率を誇示してこの50年の間断罪してきた事実がある。架空の犯罪(冤罪、無実 […]
”云々(でんでん)と未曾有(みぞうゆう)とがコンビ組み” -川崎、神武夫 (毎日新聞、平成29年5月6日付、仲畑流万能川柳より) この2人、ほどなく政界から去ることになる。云々(でんでん)の御仁は、籠池事件(補助金の適性化に関する法律違反)の偽装工作で、未曾有(みぞうゆう)の御仁は、国税庁の偽装工作で。 2人の共通点は、官僚組織におんぶにだっこ、官僚の体(てい)のいい操り人形であることだ。その官 […]