2014年7月

「誰が小沢一郎を殺すのか?」-⑨

 TKC会員である税理士事務所の顧客(納税者)は、あるいは次のようなことを考えているかもしれない。「TKCの傘のもとにいれば安心だ。税務署との関係が良好で、トラブルが生ずることはない。税務署に顔が利(き)くからだ。税務調査があっても、毎月巡回監査をしてもらっているから安心だ。その上に、たくさんの経営データを提供してくれる。計数管理をして黒字経営になるように指導までしてくれる。」  ここには三つの幻 […]

「誰が小沢一郎を殺すのか?」-⑧

 これまで3回にわたって、TKCとその創設者である飯塚毅氏をとり上げた。  「誰が小沢一郎を殺すのか?」という標題のもとで、何故、一民間団体とその創設者をこれほどまでに厳しく俎上(そじょう)にのせなければならなかったのか。  それは、TKCと飯塚氏とが、歪んだ官僚制という悪魔の犠牲となり、「人格破壊」されたのは事実であるとしても、その結果、悪魔の手先となって蘇(よみがえ)り、悪魔の身内である国税当 […]

「誰が小沢一郎を殺すのか?」-⑦

 平成14年、高杉良氏の『不撓不屈』が出版され、ベストセラーになったり、勢いに乗って映画化されたりしたことから、私のもとにかなり多くの人から声が寄せられた。誤解にもとづく称賛の言葉である。「山根と同じような経験をした人がいたんだね。税務署と真っこうから闘って勝ち抜いたんだからたいしたもんだ。」「飯塚さんはあのような目に逢わされながら見事に立ち直った。TKCという上場会社まで創り上げた立志伝中の人だ […]

「誰が小沢一郎を殺すのか?」-⑥

 前回、TKC全国会に触れ、副島隆彦氏の所見を紹介した。同時に、副島氏の所見を裏付ける具体的なケースについて述べた。  たしかに、副島氏が言うようにTKC全国会が国税当局の下請組織であることは厳然とした事実である。納税者のことなど二の次、三の次、とにかく国税当局べったりの組織である。  しかし、副島氏には大きな誤解があるようだ。それは何か。  副島氏はTKC全国会の創設者である飯塚毅氏を、かつて国 […]

「誰が小沢一郎を殺すのか?」-⑤

 前回、「裁判官に「良心」など求めても、所詮ないものねだりであるし、「独立」した立場など絵空ごとである。」と指摘した。  加えて、検察官と同様に、裁判官にも社会的な常識がスッポリと欠落している。  常識はずれの判決を連発する4人の裁判官が、週刊誌にとり上げられている。“実名と素顔を公開”と銘打ち、「この裁判官はおかしい」とする記事である。(週刊現代.平成26年5月24日号)。  読んでみて驚いた。 […]