東京電力とオウム真理教

 「たかじんのそこまで言って委員会」(平成24年11月25日放送)で、元オウム真理教のスポークスマンであった上祐史浩氏が、ヒナ壇に並んだパネラーから悪口雑言を浴びせられ、袋叩きにあっていた。

 眼を三角にして怒りまくっていたパネラー達、そこまで言うのなら、何故東電に対して怒りをぶつけないのか不思議である。オウム真理教が行ったことはもちろん許されることではないが、東電はオウムとは比較にならないほどに悪辣な存在ではないか。

 オウムによる地下鉄サリン事件が、無差別殺人をひき起こしたテロとするならば、東電による福島第一原発事故も単なる事故ではなく、テロである。原発建設の当初から、極めて危険な施設であることが当事者によって認識され、かつ、シビア・アクシデントが発生した場合には、甚大な人的・物的被害が想定されていたにも拘らず、その対応策を怠り、敢えて建設し稼働させていたのであるから、未必の故意によるテロである。断じて不測の事故ではない。

以下、オウムと東電(原発)とを対比して示すことにする。

オウムと東電(原発)

^^t
^cx^No.
^cx^オウム真理教
^cx^項目
^cx^東電(原発)
^^
^cc^1.
^仏
^cc^神
^国際的シンジケート、アメリカの産軍コングロマリット
^^
^cc^2.
^麻原彰晃
^cc^教祖
^保守本流(東大法学部)
^^
^cc^3.
^ハルマゲドンからの人類救済、ポア
^cc^教義(マインド・コントロール)
^安全神話にもとづく平和利用、安い電力
^^
^cc^4.
^薬物とマントラ
^cc^マインド・コントロールの手段
^麻薬としての金と安全・平和利用・安い電力の呪文
^^
^cc^5.
^オウムの幹部
^cc^テロの実行部隊
^原子力ムラの面々(東大原研と東電)
^^
^cc^6.
^オウム広報(上祐史浩氏)
^cc^スポークスマン
^読売新聞をリーダーとする全てのマスコミ
^^
^cc^7.
^毒ガス(サリン)
^cc^危険物の製造
^兵器(プルトニウム)、放射能
^^
^cc^8.
^サティアン(農薬工場にカムフラージュした毒ガス工場)
^cc^危険物の製造所
^原発(発電所にカムフラージュした核兵器工場)、原発自体が時限バクダン。
^^
^cc^9.
^地下鉄サリン事件
^cc^テロの実現
^福島第一原発事故と使用済核燃料のタレ流し。
^^
^cc^10.
^局所的、一時的
^cc^テロの程度
^広域的、半永久的(人間の生存基盤-空気、水、土、海、山-の破壊)
^^/
 上記の通り、原発の建設と稼働は、テロの実行行為であり、仮に卒原発となってすべての原発が廃炉に至ったとしても、テロ行為による成果物であるプルトニウムと使用済核燃料は半永久的に残ることになる。すでにプルトニウム(核兵器)の保有量は、アメリカ、ロシアに次いで世界第3位。自民党政権の置き土産である核兵器の保有を追認するかどうかは、全国民の判断に委ねられている。いまだテロ行為が続いている日本の国民は、まさに、燃えさかる火の中で無邪気に遊んでいる「火宅の人」(法華経、譬喩品第三)である。(「認知会計からのつぶやき-2」、「闇に挑む-原発とは何か」参照のこと)

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