***1.橋下徹氏の正体 日本維新の会を率いる橋下徹氏。ゲッペルスの演出のもと、巧みな演説でドイツ国民の熱狂的な支持を集めたヒトラー、数々の詭弁(「ホリエモンと小泉純一郎 -3」参照)を弄して日本をもてあそんだ小泉純一郎元総理。三者に共通しているのは、黒を白と言いくるめるソフィスト流の弁論術、デマゴギーだ。あるいは、仮想の敵を設定して、国民にイエスかノーを迫る狂気である。オウム真理教のスポークス […]
***13.マルサの恫喝・詐欺と依頼者の変節 翌日、朝8時すぎに嫌疑者からホテルに電話があった。約束の8時半には急用ができて行くことができなくなった、10時半にして欲しいというのである。 後に判明したことであるが、この時間に査察から呼び出しがかかっていたのである。「修正申告による税額を1億3,000万円から半分の6,000万円に切り下げて譲歩した。これ以上の話し合いはできない。この線で修正申告 […]
***12.証拠の捏造 査察官との話し合いを終えホテルに戻った私は、改めて嫌疑者に対して、査察が提示し直した5年分の修正申告の内容を説明した。松井洋主査から手渡された15枚の明細書、これをベースにして査察が何を考えていたのか、何がどのように変ったのか説明した。 「これまであなたが私に話して下さった通りでした。“簿外預金”については、脱税に直結するような簿外預金、つまり、“タマリ”が入っている預金 […]
***11.修正申告の慫慂-(4) 私達が通されたのはマルサの取調室(「マルサ(査察)は、今-②」「マルサ(査察)は、今-③」参照)であった。査察官の尊大な応対については既に述べた。お上(かみ)意識丸出しの上からの目線の応対であった。 私達に提示されたのはA4の用紙4枚。修正申告の具体的な内容ではなく、要約したものであった。 -1枚目、代表者名義預金残高明細表 -2枚目、税務申告書、別表1、別 […]
***10.修正申告の慫慂-(3) 嫌疑者との事前の話し合いの結果、査察がふっかけている納税額1億3,000万円は6,000万円強にまで半減する見通しがついた。前回述べた通りである。 加えて、査察が提示している5年間の不正所得1億2,000万円自体も極めていい加減なシロモノで、キッチリとつめていけば、3分の1の4,000万円にまで切り下げることができるのではないかと見通した。嫌疑者の預金の増加 […]