****4)国策大学(東京大学)の大罪 この150年程の間、東京帝国大学、後の東京大学なんですが、この中のごく一部のエリート達が日本の国を思いのままに牛耳り、自分勝手なふるまいをしてきたことは、すでに述べたところです。原子力政策に焦点を合わせて、この国策大学の一部の者達が何をしてきたか、その実態の一端を明らかにいたします。この人達がインチキをして、あるいはインチキをしようとして、画策した事例が5 […]
****3)2つの債務超過、-会計上の債務超過と法律上の債務超過 次に、2つの債務超過に移ります。資料5(講演会配布資料)を見ていただきたいのですが、今年の5月24日に東京電力を具体的に支援する枠組みが閣議決定されています。その中で、「援助には上限を設けず、必要があれば何度でも援助し、損害賠償、設備投資等のために必要とする金額の全てを援助できるようにして、原子力事業者を債務超過にさせない。」とい […]
****2)原賠法の“穴”―会計工学と会計法学 原賠法の“穴”、つまり盲点についてお話します。お手元に配りました資料2の「原賠法による損害賠償スキーム」をもとに説明いたします。まず、原子力損害については民法の特別法として、「原子力損害の賠償に関する法律」(原賠法)というのが、今から60年前の昭和36年にできております。私はこの年に松江商業を卒業していますので、個人的には覚えやすい年です。 この […]
***10. 補足 ****1)2兆円の不正融資をめぐるバトル 電力会社の決算書は、東京電力だけでなく、通常あまり変わり映えのしないものです。どの電力会社の決算書も同じようなもので、企業分析の立場からすれば、あまり面白味がない。 ところが、東京電力の平成23年3月期決算は全く違った様相を呈していました。決算が3月ですが、その直前の3月11日に大震災と大津波が起こって、東京電力の福島第一原発が大 […]