中国人の正体

 この半年ほどの間、一人の中国人に振り回された。国税局がらみの税務の仕事を引き受けたのであるが、約束したことを守ってもらえない。ウソをついて平気な顔をしている。お金に対する考え方が全く異なっており、異星人と接しているようであった。

 それでも税務は数字であり、数字だけはウソをつかないので、なんとか国税局との交渉だけは終結することができた。しかし、仕事の達成感を得ることのできない、なんとも後味の悪いものであった。



 会計士になってから40年、中国人がらみの仕事は初めての体験だ。この初めての経験で懲りてしまった。その後、体調を大きく崩すほどのショックを受けたからだ。

 一体何が起ったのか、心の整理がつかない時に一冊の本に出会った。

 石平(せき・へい)氏の「中国人の正体-中華思想から暴く中国の真の姿!」-宝島社である。

 石平氏は、中国生まれの中国人だ。北京大学を卒業した中国のエリートであり、その後来日して神戸大学に学び、日本に帰化した人物である。

 従って上記の本は、元中国人による中国人論である。

 石平氏の言葉は、私達日本人にとってはにわかに信じがたい驚くべきものだ。

「中国人は自分以外の森羅万象すべてのものが、利益を最大化するために利用すべき道具と考えている。方便としてのウソや見せかけの涙はもちろん、友情や愛情、他人の善意、賄賂、騙し、恫喝、そして権力や神様も道具でしかないのだ。さらに、いざとなれば、親も女房さえも平気で利用していく。
 そしてそれらのものが一旦、利得追及の邪魔となれば、平気で切り捨ててしまう。良心など存在しない。良心は「利得」の邪魔でしかなからだ。
 ほかにも、義理や人情、プライド、美学、他人への遠慮、周囲の目といった日本人が「美徳」とするものはすべて無用の長物なのである。だから、約束は平然と破るし、ルールも自身にとって不都合であれば守らないのだ。
 中国人にとって、『神の定めたルール』に気を使う西洋人や良心や美徳を大切にする日本人の行動などは、単なるバカに映っている。
『そんなものに従って行動していても一文にもならないのに、なぜこだわるのか』
中国人は、ただただ嘲笑っているだけなのである。」(同書、P.219~220)

 氏の所論は明解だ。中国人の行動原理の中核は「利益」だというのである。お金が全てであり、全ての判断を「損得」で行うという。自分の利益に反することであれば、平気で約束も破ればウソもつく、このことについて罪悪感など全くないのだという。氏の簡明直截な所論は、私達普通の日本人にとっては、まさに、あっと驚くタメゴロウである。

 更に、石平氏が、私達日本人に対してパラドクシカルな提言をしているのも驚きだ。

「中国人と付き合っていく最善の方策は、できるだけ彼らと付き合わないことである。付き合えば、いずれ損をするのがオチである。たとえそうならなくとも、中国人と付き合っているだけで、多くの日本人は神経をすり減らしてストレスを感じているはずだ。」(同書、P.221~222)

 このように石平氏は原則的な提言をした上で、経済のグローバル化が進んでいる今、中国人とまったく付き合わないのは不可能だとして、次善の策を提言する。

「一定の距離を置き、あまり深入りしないほうがいいだろう。そして、中国人と付き合う際は、日本人も善意や良心といったものを捨て、中国人に対抗するしかない。
『毒を持って毒を制する』という中国の言葉があるように、彼らの『毒』である行動原理で接するのが一番の得策ではないだろうか。」(同書、P.222)

 羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く、私は石平氏の言葉に従って、今後中国人がらみの仕事は原則として引き受けないことにした。

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 ここで一句。

“罰ゲームなのかとメーク見て聞かれ” -相模原、水野タケシ

(毎日新聞、平成23年7月6日付、仲畑流万能川柳より)

(芸のためなら何でもござれ、下着衣装は序の口で肉の衣を身にまとい、パンダルックのレディー・ガガ。彼女の奇抜なふるまいの裏にある素敵な人柄と人生観、SMAPとのコラボ(「Lady Gaga and Smap Smap (Offical) レディー・ガガ」参照)とNHKによるインタビュ-(「NHK「かぶん」ブログ| “世界の歌姫”レディー・ガガ 単独インタビュー」参照)を見て脱帽。)

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