2009年10月

月刊テーミス2009年11月号への記事掲載

 八ツ場ダムに関する山根治(弊社主任コンサルタント)による分析の要約が、月刊テーミス(※2009年11月号)に掲載されます。なお、分析の全文については、現在連載中の「八ツ場(やんば)ダムの中止と税金ドロボー」に続き、11月10日より「山根治blog」において順次公開予定です。 月刊テーミス http://www.e-themis.net/

八ツ場(やんば)ダムの中止と税金ドロボー-3

5.9月23日に現地を視察した前原誠司国土交通相に対して、地元の大沢正明群馬県知事が次のように噛み付いたという。『1995年に地元の町が事業推進の協定書を国と締結した時、鳩山由紀夫さん、前原さんらは自社さ政権で与党だった。政権が代わったからといって国が一方的に中止することはありえない。ダム建設は国と地方の約束のはずだ。』(平成21年9月29日付、山陰中央新報) この知事の発言にはピント外れの誤りが […]

八ツ場(やんば)ダムの中止と税金ドロボー-2(承前)

3.八ツ場(やんば)ダムでは予算の70%がすでに使われたという。ここまで出来ているのに中止するのはおかしいではないかという声が、このところことさらに強調されているようだ。10月19日に現場視察を行った、関係する1都5県の知事の意見も同様であった。しかし、もともとの施策自体が間違ったものであり、事業継続の必要条件を満たさないから中止するのであって、予算の消化状況など基本的には関係ないことである。過( […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-21

 上場詐欺については、日本では罰する法律がないから議論すること自体がおかしいとか、あるいは罰する法律がない以上、違法性の問題など出てこないとか、更には一歩進めて、違法でないならば仮に上場詐欺をやったとしても全く問題はない、などトンデモないことを公言する弁護士がいます。まさに三百代言(さんびゃくだいげん)そのもの、呆(あき)れてものが言えませんね。  ちなみに、上場詐欺というのは、上場に際して重要な […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-号外13

 【上場までの会社の発行済株式数・株主構成の推移】については、「ホリエモンの錬金術 -6(※資料)」で、推計を交えて記述したところです。このたび、堀江貴文氏自身の口から日付のバックデイト(捏造)の事実が明らかにされましたので、次の通り修正いたします。 ***【上場までの会社の発行済株式数・株主構成の推移1】 ^^t ^cx^NO. ^cx^株主 ^cx^H08.04.22 ^cx^H09.07.0 […]

検証!! 『ホリエモンの錬金術』-20

****(6)堀江氏の自白によるインチキ上場の実態  これまで検証し、事実として確認したことをベースとして、『ホリエモンの錬金術』で摘示した、3つのトリックのスタートをなしている詐術についてまとめてみることにいたします。  この詐術は、オン・ザ・エッヂ(ライブドアの前身)が東証マザーズ上場の前に、会社の評価額を不当にも1,440倍にもつり上げていることでした。上場前のわずか7ヶ月の間に、5つの小細 […]