2006年

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出戻り会計士の弁

三年前、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の刑が確定したことによって、公認会計士の欠格条項に触れることとなり、会計士の登録が抹消されました。平成18年10月4日、執行猶予の言渡しを取り消されることなく3年が経過しましたので、刑の言渡しは効力を失い(刑法第27条)、登録の欠格条項が消滅いたしました。 これによって再び登録申請をすることができるようになりましたので、10月5日に登録申請をし、10月17日に登 […]

公認会計士の再登録について

平成18年10月17日付けで公認会計士の再登録が完了しましたので、再び公認会計士として活動していくことになりました。 山根治 ※より詳しくは「出戻り会計士の弁」をご覧ください。  

ゲームとしての犯罪 -25

「ゲームとしての犯罪」の連載を始めたのが4月25日ですから、同じテーマで6ヶ月も書き続けたことになります。当初は昨年の「ホリエモンの錬金術」がそうであったように、軽く読み流していただくつもりでしたので、1ト月、つまり5回位の連載で終る予定でした。ところが書き始めたところ、昨年と同じ様に、私に対する悪口雑言がコメント欄に数多く寄せられてきました。生まれつきヘソが少しばかり曲っている私ですから、それで […]

ゲームとしての犯罪 -24

NIFファンドの平均の買いコストは、前述のように13,232円ですが、その内訳は次の通りです。 ***<表21>NIFファンドの株式取得状況の内訳^^t^cc”^NO.^cc”^年月日^cc”^株数^cc”^単価^cc”^金額^cc”^備考^^^1.^平成12年9月29日^rr”^9,100株^rr”^ […]

ゲームとしての犯罪 -23

私は、医学界のフィクサーと名指しされたB氏がエフェクター研の上場に深く絡んでいるものとすれば、前号で示した10の投資事業組合のいずれかに、ひそかにもぐり込んでいるに違いないと考えました。 中でも上場直後に、とりわけ怪しげな動きをした筆頭株主である投資事業組合NIFニューテクノロジーファンド2000/2号(以下、NIFファンド)こそ、B氏の隠れミノではないかと目星をつけるに至ったのです。 NIFファ […]

「引かれ者の小唄」再公開について

 「引かれ者の小唄」(※平成17年11月15日から平成18年5月13日まで公開)は、諸事情により公開を中断していましたが、平成18年10月4日をもって執行猶予期間の3年が経過したことを受け、再び公開する運びとなりました。なお、「引かれ者の小唄」の背景については「冤罪を創る人々」や「冤罪を創る人々」 時系列表をご覧下さい。

ゲームとしての犯罪 -22

読者から一通のメールが届きました。その方は、エフェクター研の上場の舞台裏を間近に見ていた人で、寄せられた情報は、信憑性の高い、いわばナマの情報と考えられるものです。本名を名乗り、現在の立場を明示した上でわざわざ貴重な情報を寄せて下さったのです。仮にA氏といたします。 A氏からの情報は、著名な医学者であるB氏に関するものでした。B氏がエフェクター研の上場に深く関わっていたというのです。 B氏の名前は […]

ゲームとしての犯罪 -21

エフェクター研の上場初年度の売上高のうちの5億円は、粉飾と疑われても仕方のないものでしたので、3月24日付のプレスリリース(完全子会社化)が出される前の段階で、取引の相手先である株式会社メディカルシステムネットワーク(以下、MSN社)は一体どのような会社なのか、更には支払ったとされる5億円の契約金はどのように処理されているのか調べてみました。 MSN社の第7期(平成17年9月期)の有価証券報告書は […]

ゲームとしての犯罪 -20

私が株式会社エフェクター細胞研究所(以下、エフェクター研)のことを知ったのは、この会社が昨年3月29日に名証セントレックスに新規上場された直後のことでした。ライブドア証券が初めて主幹事証券として手掛けた上場案件でしたので、インチキ集団が今度は一体何をやったのか興味があったのです。 早速関係資料を手に入れて調べてみたところ、案の定、エフェクター研の決算数字にとんでもない細工が施されている可能性が透け […]

ゲームとしての犯罪 -19

このところ、ライブドア事件の関心はもっぱら刑事裁判の成り行きに限定され、薄らいできた感があります。堀江貴文という異形(いぎょう)の人物が、株式上場のカラクリを悪用して行った巨額詐欺事件の本質が片隅に追いやられ、検察当局が立件したごく一部の犯罪事実のみがクローズアップされているのです。 その結果、「ゲームとしての犯罪」でテーマとして取り上げてきた被害者の視点が、このところのマスコミの論調からスッポリ […]

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