Uチャート分析 -8
- 2006.12.26
- 山根治blog
2.キャッシュフロー計算書(以下、C/Fといいます) C/Fは、お金の流れを説明したもので、Uチャート分析においては、B/Sに次いで重要なものです。B/Sの主人公である『キャッシュ=現金預金』の実際の動きを示したもので、キャッシュの増減明細とでも言えるものです。この意味から、C/FはB/Sの補助簿ならぬ補助計算書と位置付けることができます。 B/Sが、キャッシュの流れ動いた後の状態を示しているの […]
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2.キャッシュフロー計算書(以下、C/Fといいます) C/Fは、お金の流れを説明したもので、Uチャート分析においては、B/Sに次いで重要なものです。B/Sの主人公である『キャッシュ=現金預金』の実際の動きを示したもので、キャッシュの増減明細とでも言えるものです。この意味から、C/FはB/Sの補助簿ならぬ補助計算書と位置付けることができます。 B/Sが、キャッシュの流れ動いた後の状態を示しているの […]
B/Sについて、キャッシュが右側(貸方、Cr)から入って(IN)、左側(借方、Dr)に出ていく(OUT)、と言っても実際のお金の流れがそのようになっているということではありません。B/Sに計上されているのはあくまでも資産なり負債、あるいは資本の残高(Balance)ですから、お金の流れそのものではありません。お金の流れについては、キャッシュ・フロー計算書(C/F)によって示されており、B/Sで示さ […]
Uチャート分析の基本は、ギリギリまでに決算書を簡略化すること、つまり単純化にあることは既に述べたところです。更には、単純化された決算書を読み解いていく基本チャートは、『IN→OUT→残』というお金の流れであることも説明いたしました。 そこで次に、『IN→OUT→残』というお金の流れに着目した決算書の読み取り方、つまりこのお金の流れ(基本チャート)を、ナゾを解く鍵のように用いて決算数字を解読する方法 […]
コメントNo.1273の「四年寝太郎」殿へ。 会計士の試験に限ったことではありませんが、日本における試験なるもの、必ずしもその分野における適性だとか能力を判定するのにふさわしいものとは言えないようです。 たとえば、キャリアと称する公務員の中で公僕意識を持ち合わせている人物など探すのに苦労するほどですし、医学の知識とか医療技術をほとんど持ち合わせていないヤブ医者以前の医者も結構いるようです。法曹三者 […]
長年、財務会計のコンサルタントをやっているなかで、会社の経営者から決まって発せられる質問がありました。 曰く、『利益がこんなに出ているのに、現金が減って、その上に借入金が増えている。何故か?』 私はその都度、次のように答えてその場をしのいできました。 『今の会計の考え方では、売上収入は現金が実際に入ったときに計上する(現金売上)だけでなく、品物を納めたときに計上する(掛売上)ようになっています。こ […]