2005年8月

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117 「2番」

****(4) 「2番」 ― 称呼番号 ― 一、 平成8年1月26日午後2時20分、私は、松江地方検察庁から手縄腰縄付きで、護送車によって松江刑務所に移送された。 二、 私の身柄は、松江刑務所が発行する身柄領収書と引き替えに、松江刑務所拘置監の管理下に置かれることになった。私には、山根治という名前の代わりに、「2番」という称呼(しょうこ)番号が与えられた。名前が消えたのである。 三、 身柄領収書と […]

冤罪を創る人々vol.74

2005年08月09日 第74号 発行部数:410部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

江戸時代の会計士 -2

恩田木工の行なった財政改革は、この「日暮硯」で描かれているものとは、史実的に必ずしも一致しないと言われています。ただ、私には、「日暮硯」の内容について史実と突き合わせて考証する能力もなければ、興味もありませんので、以下、「日暮硯」の記述のままに、恩田木工の財政改革の足跡を辿ってみます。 信州松代藩10万石、第6代当主真田伊豆守幸豊。宝暦2年(1752年)、13才で襲封(しゅうほう。領地を引き継ぐこ […]

116 容疑者

****(3) 容疑者 ― 犯罪の疑いを持たれている者で、逮捕された者 ― 一、 容疑者という言葉は、刑事訴訟法上のものではなく、一般に、被疑者が逮捕された場合に使用されているようである。 二、 私のタイトルが、被疑者から容疑者に変わったのは、平成8年1月26日午前8時40分、松江地方検察庁の三階にある地検検事室において、二人の検察事務官立会のもとで、中島行博検事が私の面前で逮捕状を読み上げて、執 […]

冤罪を創る人々vol.73

2005年08月02日 第73号 発行部数:406部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ株式会社フ […]

江戸時代の会計士 -1

恩田木工(おんだもく)、今から250年ほど前、信州松代(まつしろ)藩の財政建直しを殿様から命ぜられ、命がけで取り組んだ人物です。 この人の名前が広く私達日本人に知られるようになったのは、かつて大ベストセラーとなったイザヤ・ベンダサンの「日本人とユダヤ人」の中で、恩田木工の言行録「日暮硯(ひぐらしすずり)」が大きく取り上げられてからのことです。 当時16歳の若い藩主(真田幸豊)が、これまた若い末席家 […]

115 被疑者

****(2) 被疑者 ― 犯罪の疑いを持たれている者 ― 一、 松江地方検察庁が、いつごろから私を被疑者として内偵していたのかは判らない。 二、 ただ、平成7年の暮れから同8年の初めにかけて、松江地検の事務官が、島根県庁に赴き、組合に支払った移転補償金について確認を行なった事実があるから、松江地検は、少なくともそれ以前には、私を被疑者としてマークしていたのであろう。 三、 また、私を逮捕した後、 […]